電気代の節約

ブレーカーを落とすのは待機時消費電力カットになるの?電気代節約のコツとは

毎月の電気代を節約するために、家電の主電源やコンセントをこまめにオフしているという人もいるでしょう。一つずつオフするのは面倒だから、ブレーカーごと落としたらよいのでは?と考えたことがある人もいるかもしれませんね。そこで今回は、ブレーカーを落として待機時消費電力を節約する方法は有効なのか、ということについてご紹介します。

待機時消費電力とは

待機時消費電力ってなに?

待機時消費電力とは、コンセントに差さっていて、電源をオフにしている状態で、家電が消費している電力のことです。つまり使っていなくても、家電は電気を消費しているということ。家電の種類によって待機時消費電力は大きく異なり、最近の「省エネ」を意識した家電は、使用時の電力だけでなく待機時消費電力も抑えられるよう、工夫されていることも多いようです。

なぜ使っていないのに電力を消費するの?

たとえば炊飯器やエアコンのリモコンなど、使っていない時でも現在時刻が表示されているものがあります。ブルーレイ・DVDレコーダーなどは、電源を切っていても予約時間になったら起動し、録画を始めてくれますよね。そのように、表示部分や予約機能に待機時消費電力は使われているのです。無駄だと思える部分と、便利でなくてはならないと思える部分がありそうですね。

どんな家電が待機時消費電力を消費している?

待機時消費電力の消費量が大きい順に、ガス温水器、テレビ、エアコン、電話機、DVDレコーダー、温水洗浄便座となっています。ガス温水器は、ガスで温めたお湯を出しているのですが、ファンモーター、温度センサー、水量センサー、操作パネルなどは電気で動かしているので、意外と電力を消費しているようです。テレビは、コンセントを抜くと予約録画などができないので、節約しにくい部分でもありますね。

月の電気代のうち待機時消費電力分はいくら?

一般家庭における、全消費電力量の5%が、待機時消費電力だといわれています。電気代が月に10,000円の家庭なら、そのうち500円は待機時消費電力。年間に直すと6,000円分も待機時消費電力に使われていることになります。5%といっても侮れませんね。

ブレーカーを落とすとどうなる?

そもそもブレーカーとは

誰の家にも存在するブレーカー。正式名称は配線用遮断器。ブレーカーには、漏電や電気の使いすぎを防ぎ、安全を守る機能があります。突然ブレーカーが落ち、真っ暗になったという経験は誰にでもあるでしょう。これは、契約アンペアに対して、同時に使う電気量が多かった場合や、どこかで漏電が起きている場合に起こります。どの部屋にどのスイッチが対応しているか知っておくといいですね。

ブレーカーを落すと節電になるの?

ブレーカーを落とすと待機時消費電力はゼロになるので、節電にはなります。ブレーカーの上げ下げで電力を消費することはありません。ただし、完全にオフにしている家電を、立ち上げる時に大きな電力を消費するということもいわれています。エアコンをつけたり消したりするより、つけっぱなしのほうが節電なる場合があるのと同じ原理ですね。長期間家を空ける時は、ブレーカーを落とすほうが節電になるのは間違いなさそうです。

気をつけてほしいポイント

冷蔵庫とDVDレコーダーは注意

家全体のブレーカーを落とすと、当たり前ですが全ての家電の動きが止まります。冷蔵庫や冷凍庫のものが腐ってしまう、なんてことのないように気をつけましょう。また予約録画もできませんのでご注意を。熱帯魚などペットのために電気を使っている人も注意が必要です。

故障につながる場合も

特にエアコンについての話になりますが、ブレーカーを落とすとエアコンに「冷媒寝込み」という現象が起こります。この冷媒寝込みが起こっている状態のまま、エアコンをつけると、電力消費が大きくなるうえ、室外機など機材の故障につながるというのです。これを防ぐためには、ブレーカーを入れてから一日空けて、エアコンをつけるとよいようです。

おすすめの節約術

ブレーカーを落とすなら

ブレーカーは、各部屋ごとなど、エリアごとに分かれている場合がほとんどです。そこで長時間家を空ける際は、台所など電源を落としては困る家電がある場所以外のブレーカーを落としましょう。先に書いた理由で、帰ってきたらすぐに使いたい、エアコンが置いてある部屋のブレーカーは落とさないようにしてくださいね。

省エネタップを使う

台所や、エアコンのある部屋のブレーカーは落とせないけれど、その部屋の待機時消費電力が気になる、という人は省エネタップを使うことをおすすめします。省エネタップとは、オンオフのスイッチがたくさんついた電源タップのこと。コンセントを抜きさしするより簡単に、待機時消費電力を節約できますよ。特に待機時消費電力の大きいものが集まる、テレビなどオーディオ機器周辺だけでも活用すれば、節約に効果的です。

まとめ

節約を意識するなら、待機時消費電力は無視できません。部屋ごとにブレーカーを落とし、それ以外の節約方法も上手く組み合わせて、電気代カットに励みたいですね!

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