梅雨の時期や花粉が多い時期は、洗濯物を室内干しにする人が増えるでしょう。しかし、室内干しは乾くまでに時間がかかるだけでなく、半乾きのニオイがしてしまうことも。そんな時に大活躍する家電が衣類乾燥機。今回は、あまり知られていない衣類乾燥機の電気代に合わせて、そのメリットやデメリットも詳しくご紹介します。
目次
衣類乾燥機の電気代
電気式とガス式の2種類
衣類乾燥機は、電気式とガス式の2種類があります。電気式は、比較的価格が安く、簡単に取りつけることができますが、乾かす力はガス式に比べると落ちてしまいます。ガス式は、取り付ける際に工事が必要であることもあり、価格が比較的高いですが、乾かす力は電気式より優れているでしょう。また価格は、それぞれサイズによっても違っています。選ぶ時の目安は、使っている洗濯機より少しだけ小さめのものにするといいでしょう。
電気式衣類乾燥機の電気代
電気式の衣類乾燥機の電気代は、サイズによって違います。5.5kgタイプのものに容量分洗濯物を入れて乾燥させた場合の電気代の目安は約92円、4.5kgタイプのもので約76円、3.5kgタイプのもので約82円かかるようです。また電気式の衣類乾燥機は、ガス式のものと比べて単純な構造であるため、故障することなく10年以上使える場合もあるようです。
ガス式衣類乾燥機の電気代
ほとんどのコインランドリーでも使われているのが、ガス式の衣類乾燥機です。ガス式の場合の電気代は、サイズとガス会社によって違います。例えば、5kgタイプのもので、都市ガスを使用している場合の電気代の目安は約40円、プロパンガスを使用している場合の電気代の目安は約52円です。3kgタイプのものであれば、都市ガスで約23円、プロパンガスで約92円の電気代がかかるでしょう。
それぞれの使用時間は?
衣類乾燥機を使って洗濯物を乾かす時の時間は、どのくらい必要か知っていますか?電気式の衣類乾燥機の使用時間の目安は、サイズによって違いますが約150分〜180分です。それに比べてガス式の使用時間は、約50分です。ガス式の衣類乾燥機が電気式のものより短時間で乾燥ができることが分かりますね。
衣類乾燥機を使うメリット・デメリット
衣類乾燥機を使うメリットは?
衣類乾燥機を使うメリットはまず、天気に関係なく洗濯物を乾かすことができることです。特に梅雨の時期は、役に立つ家電になるでしょう。また、花粉やPM2.5といった大気汚染も気にすることなく洗濯ができ、さらに高温で乾燥させる衣類乾燥機は、衣類についているダニを死滅させてくれます。そして、その死骸もフィルターでろ過する仕組みがあるので、アレルギーを持っている人にとっては心強い味方といえますね。
衣類乾燥機を使うデメリットは?
衣類乾燥機は便利な家電ですが、デメリットもあります。それは、衣類乾燥機を置くスペースが必要であること、電気代がかかることです。電気代がかかってしまうことは仕方ないですが、置くスペースがないと、衣類乾燥機を持つことができませんね。また衣類によっては、シワや縮みの原因になってしまうことがあるので、すべてのものを衣類乾燥機で乾かさない方がいいでしょう。
乾燥機能付きの洗濯機もある
乾燥機能付きの洗濯機は3種類
最新の洗濯機には乾燥機能が付いたものが多くあります。衣類乾燥機を置くスペースがないという人におすすめです。また、乾燥機能が付いた洗濯機は3種類あります。縦型洗濯機でヒーター乾燥タイプのもの、ドラム型洗濯機でヒータータイプのもの、ドラム型洗濯機でヒートポンプ式のものです。使用時間は約100〜190分と、電気式の衣類乾燥機と同じ程度の時間がかかります。
それぞれの電気代は?
まずは、縦型の洗濯乾燥機を使った時の電気代は、乾燥の容量が4.5kgのもので約50.7円です。ドラム型洗濯機で、乾燥の容量が6kgのものでは、ヒーター乾燥タイプのもので約48.7円、ヒートポンプ乾燥タイプのもので約23円の電気代がかかります。衣類乾燥機と比べると、ドラム型洗濯機のヒートポンプ乾燥タイプのものが、電気代を安くすることができますね。
まとめ
衣類乾燥機の電気代を、電気式とガス式に分けてご紹介しました。それぞれに特長があり、使用時間も違っているので、好みに合わせて選ぶようにしましょう。また、衣類乾燥機には、メリットもデメリットもあるので、購入する際は使う用途に合わせて、よく検討してからにしてください。