今や4Kテレビが、スタンダードになりつつあるテレビ市場。家電量販店には、4Kテレビメインの売り場となっていますよね。でも一体2K(フルハイビジョン)と何が違うのか、把握できていない人も多いのではないでしょうか。今回は4Kの基本情報から電気代の比較までご紹介します。買い替えなどの際に、参考にしてみてください。
目次
まずは4Kをおさらい
そもそも4Kとは
テレビは画面が大きくなれば大きくなるほど、1画素あたりの面積も大きくなります。したがって大画面で見ると、画像が荒くなるという問題がありました。しかし4Kでは、2Kの4倍の画素数があるため、荒い画像から脱却することができます。例えば、50型の大画面で見てもシャープな画像を楽しむことができる、ということです。
2Kとの違い
2Kは1920×1080画素であるのに対し、4Kは3840×2160画素で構成されています。そのため、細かい色調までリアルに再現することが可能に。携帯電話やデジカメと一緒で、画素数が多いほどキレイです。
大画面でもOK
画素数が増えることで、視聴距離も短くても大丈夫なのです。4Kの視聴距離が画面の高さの約1.5倍で良いのに対し、2Kなら約3倍と距離を取らなくてはなりません。つまり、ワンルームなど狭い部屋でも、大画面で迫力のある映像を見ることが可能となりました。
4Kの威力を発揮する時
4Kはまだ試験放送のため、全てが4K放送ということではありません。しかし、インターネットにつなげれば、YouTubeなどの4K動画を鑑賞することができます。またハンディカムやデジカメで撮った動画や画像を、美しく鮮やかに映し出してくれますよ。
テレビにかかる電気代はいくら?
電気代は、2Kと4Kではどのくらい違ってくるのでしょうか。また2Kは50型以下が主流でしたが、4Kになると50型以上が主流となり、テレビの大型化が進んでいるのです。気になる電気代で、テレビの消費電力を確認する場合には、該当テレビの仕様詳細の年間消費電力を見て比較します。参考にPanasonicの「VIERA」を例に比べてみましょう。今回は1kWhあたりの消費電力を26円として計算しています。
従来の2Kやハイビジョンの電気代は?
・24型:年間電気代832円(年間消費電力32 kWh)ハイビジョン
・32型:年間電気代1,092円(年間消費電力42 kWh)ハイビジョン
・42型:年間電気代1,560円(年間消費電力60 kWh)2K
・49型:年間電気代1,690円(年間消費電力65 kWh)2K
となっており、大きさによって電気代も上がります。
気になる4Kの電気代は?
・49型:年間電気代3,536円(年間消費電力136kWh)
・55型:年間電気代4,394円(年間消費電力169kWh)
・60型:年間電気代4,888円(年間消費電力188kWh)
となり、2Kの電気代に比べ、高いです。49型で比べると、2倍以上の電気代がかかることになります。やはり、高画質になれば電気代も比例してしまいますね。4K派の人は節電できる方法を、知っておきましょう。
電気代を抑えるためには
電気料金プランを再設定しましょう
テレビの電気代は、契約している電気料金プランによって計算されています。電力自由化に伴い、自分にあった電気料金プランを、チョイスすることができます。料金プランには、時間帯によって電気代が異なるプランも多く、電気を多く使う時間帯に安いプランを選ぶと電気代が節約できます。最適な料金プランを選ぶことで、従来のテレビの電気代を1/3〜1/2まで減らすことも可能なのです。
こまめにON/OFFをしましょう
テレビをつけっぱなしにしたまま、他の作業をしている人は多いですよね。そんな時でも電気代が発生しているのです。テレビを見ていない時は、電源をOFFにするなど、こまめに切り替えることで、電気代を抑えることができますよ。
まとめ
4Kテレビは、2Kテレビより画素数が多く、本来の色に限りなく近づけることができます。また視聴距離が短くなることで、狭いお部屋にも大画面のテレビを設置することも可能となりした。しかし、電気代はその分、割高になってしまいます。テレビの買い替えを考えている人は、同時に電気料金プランの見直しをすると、電気代を抑えることができます。是非一度、最適な料金プランを探してみましょう。