みなさんのお宅ではどんな暖房器具を使っていますか?寒くなると欠かせない暖房器具ですが、毎日つけっぱなしにしているから電気代が気になるという人も多いはず。今回は、エアコンなど他の暖房器具に比べて電気代はどのくらい?電気代を節約するためにできることは?といった、石油ファンヒーターの気になるポイントを調べてみました。
目次
石油ファンヒーターの特長
石油ファンヒーターってどんなもの?
石油ファンヒーターとは、灯油を入れて、熱風を出すことで部屋を暖める暖房器具。同じ灯油を入れる石油ストーブは、電源が要りませんが、石油ファンヒーターはコンセントを繋げて使います。メリットは、熱風を出すことで、部屋全体が素早く暖まるところ。以前は電源ボタンを付けてから着火し、熱風を出すまでに時間がかかっていましたが、最近ではすぐに部屋を暖めてくれるものも出ていて、CMなどでも宣伝されています。
電気代はどうしてかかる?
石油ファンヒーターは、灯油と電気の両方を使用。電力は、燃焼用のガスを作ることや、ファンを回して熱風を送ることなどに使われています。石油ファンヒーターの燃焼方式には、いくつか種類があり、メーカーによって採用している方式が違うようです。それによって電気代に差が出ますので、省エネタイプを選びたいですね。
他にもある購入時にチェックしたいポイント
電気代に関すること以外にもチェックしたいポイントが。石油ファンヒーターは灯油を使用するため、匂いが出ます。そのため各メーカーは消臭機能を搭載していることが多いのですが、差があるのでレビューや口コミを参考にするといいかもしれません。また、灯油をつぎ足す際の利便性も見ておきましょう。最近は手が汚れない、回さなくても良いというタンクも出ていますよ。火災予防のための安全機能も重要なポイントです。
石油ファンヒーターにかかる電気代は?
石油ファンヒーターは月にこのくらいかかります
石油ファンヒーターを一日に8時間使った場合、一日の電気代は2〜20円ほど。メーカーによって大きく開きがあることがわかりますが、安い印象ではないでしょうか。2円の場合、月に60円でワンシーズン180円、20円の場合、月に600円で1,800円に。これが何年も重なると大きな差になることがわかります。石油ファンヒーター自体の価格と、何年使うかを想定した電気代を考慮して、メーカーや機種を選びたいですね。
他の暖房器具の電気代は?
電気ストーブを一日8時間使った場合、一日の電気代は151円、月にすると4,500円ほどになります。エアコンを一日8時間使った場合は、一日に120円で、月にすると3,600円ほど、ハロゲンヒーターを一日8時間使うと一日に200円、月にすると6,000円にも。暖房器具によって電気代に大きな差が出ますね。これらの中では石油ファンヒーターの電気代は安いので、灯油が安い地域であれば節約になるかもしれません。
石油ファンヒーターをお得に使うには?
部屋の密閉性を高める
石油ファンヒーターの電気代や灯油代を節約するには、まずは部屋のすきま風をなくす工夫をしてみましょう。今は100円ショップなどでも、すきまテープが売られているので、思い立ったときにすぐ対策できますよ。また、梱包用のプチプチを窓に張るだけでも、部屋の温度を保ってくれます。石油ファンヒーターのエネルギーを最大限活かせるように、お部屋を整えることが大切です。
他の暖房器具と併用する
お昼にお部屋全体を暖めたい時は、石油ファンヒーターに頼って、夜に一人で座って動かない時は、自分の座っている周りだけ暖めるという方法もあります。こたつや電気毛布などは比較的消費電力が少なめなので、石油ファンヒーターと併せて活用したいですね。
身に付けるもので温まる
ついつい暖房器具に頼ってしまいがちですが、その前に服装など身に付けるものを見直してみましょう。足元を暖めると全身がぽかぽかしてくるので、ふわふわのルームソックスを履いたり、足元に湯たんぽやカイロを置いてみるのもおすすめ。首元にネックウォーマーを巻くと、体感温度が4℃もあがると言われているのでぜひ試してみましょう。
まとめ
石油ファンヒーターは部屋全体を暖めてくれるので、冬を心地よく過ごすために大切な暖房器具の一つ。石油ファンヒーターの中でも、メーカーや機種によって、消費する電力や灯油は違ってくるので、新しく購入する際は、省エネタイプのものを選びたいですね。賢く利用して、お得に石油ファンヒーターを使いましょう。