電力の見直しはすすんでいますか?電気をよく使う家庭であるほど、電気料金を安くする選択肢が色々とあります。今回は電力自由化をきっかけに電気小売サービスを開始した「ナンワエナジー」をピックアップします。鹿児島発の電気事業者として、料金プランなどにどのような利点があるのか見ていきましょう。
目次
ナンワエナジーとはどんな会社?
九州の電力トップを目指す
株式会社ナンワエナジーは、平成25年に創立された電気の小売事業者です。もともとは株式会社南和の電力事業部でしたが、独立を果たした形になりました。学校・病院・工場といった法人の顧客を獲得しながら拡大し、現在は福岡本店を構え資本金も1億円以上となりました。電力で九州のトップランナーになることを目指しており、エネルギーとITを組み合わせた新たなサービスの展開を予定しています。
多様な電力源をもとに有名な法人にも提供
ナンワエナジーの電力提供エリアは、九州電力の管轄内となっています。自社の太陽光発電所を含め、さまざまな電力源を組み合わせて安定的に電力を供給しています。ナンワエナジーが電力を供給している法人は、鹿児島実業・薩摩酒造など有名な法人も含まれており、電力供給の確かな実績が見られます。また、電気に関するデータのダウンロードなど便利なITシステムも提供しているのも支持されている理由のようです。
ナンワエナジーの家庭向け電気料金プラン
スタンダードM
一般的な家庭向けで、九州電力の従量電灯Bにあたるプランです。
基本料金
・30A:820.60円
・40A:1,049.80円
・50A:1,312.20円
・60A:1,574.60円
電気量料金
・120kWhまで:1kWhあたり16.96〜17.11円
・121〜300kWhまで:1kWhあたり20.37〜22.56円
・301kWh以上:1kWhあたり23.01〜24.80円
スタンダードL
九州電力の従量電灯Cにあたるプランです。電化製品をよく利用する家庭や、店舗・事務所に向いています。基本料金・電力量料金とも九州電力より5〜10%ほど安く設定されています。
基本料金:262.44円(1kVAあたり)
電気量料金
・120kWhまで:1kWhあたり16.96円
・121〜300kWhまで:1kWhあたり21.50円
・301kWh以上:1kWhあたり2201円
スタンダード オール電化
オール電化住宅向けで、深夜と早朝の料金が安いプランです。
基本料金
6kVA以下:1,069.00円
6kVAを超える場合:1,458.00円
10kVA超過分:262.44円(1kVAあたり)
電気量料金
・夏季デイタイム:1kWhあたり33.57円
・その他季デイタイム:1kWhあたり28.23円
・リビングタイム:1kWhあたり21.21円
・ナイトタイム:1kWhあたり9.78円
料金の特徴
全体的に、九州電力よりも5%〜10%ほど安くなることが多いです。後述するオプションも利用すればさらにお得になります。ただし従量電灯Bの30Aではさほど割引になりません。
ナンワエナジーにはこんなオプションも!
Tポイントが貯まる
ナンワエナジーを利用すると200円ごとにTポイントが1ポイント入るようになっています。TSUTAYAやファミリーマートなど、Tポイント加盟店をよく利用する方なら見逃せません。
ペーパーレスサービス
明細書を紙ではなくWEB閲覧だけにすることで、毎月108円の割引が受けられます。年間では1,200円以上になるので、紙は不要という方はぜひ利用をおすすめするオプションです。
今後登場予定の新プラン
ナンワエナジーは、今後導入が予定されている2つの新プランについての予告があります。1つ目は「休日家得」で、その名のとおり土日・祝日の電気料金がお得になるプランです。平日は仕事で遅くなることが多く、土日に在宅してまとめて家事をする世帯に向いています。土日・祝日であれば時間帯に関係なく安く設定される予定になっています。
2つ目の導入予定プランは「平日セレクト割」です。契約者が任意で選ぶ平日の料金を割安にすることができるというプランです。他の電気事業者が週末をお得にするプランが多い中ではやや珍しい内容で、任意で選ぶことができるのも大きなポイントです。平日休みの方や休みの曜日が変わりやすい不規則勤務の方におすすめになるであろうプランといえるでしょう。
まとめ
ナンワエナジーは有名な法人への電気供給の実績があります。料金は九州電力よりもやや安く設定されていて、オプションも充実しています。今後導入が予定されているプランもお客様目線に寄り添ったサービスといえるでしょう。