オーディオ関連の趣味を持っていると困るのが電気代です。デジタル式のアンプならあまり電力は消費しませんが、高級な製品によくあるアナログ式のアンプなどは、起動しているだけで電力を消費してしまいます。そのため、電源を入れているだけで電気代が高くなってしまうのです。
目次
オーディオの電気代はなぜ高くなる?
電力を消費しているのはアンプ
オーディオは電力を使いますが、実際に電力を消費しているのは音を増幅しているアンプです。アンプにはデジタル式のD級の他に、アナログ式のA級、B級がありますが、特に電力を多く消費するのはアナログ式のA級アンプです。
なぜA級アンプは電気代がかかるのか?
通常販売されているA級アンプでは、消費電力が200Wを超えるものが珍しくありません。デジタル式アンプの場合は高性能なものでも80W前後ですし、音が出ていない間は電力をあまり消費しない仕組みとなっています。しかし、アナログ式アンプの場合、音が出ていなくても常に電力を消費しています。このため、通電中は常時200Wが消費されてしまい、電気代が高くなるのです。
A級アンプが電気を多く使う理由
最近はデジタル式アンプの性能も向上しており、アナログアンプに近い性能を持ったものもみられるようになってきました。さすがにまだまだ純粋な性能を考えるとアナログに軍配が上がりますが、消費電力で考えた場合はデジタルアンプの方がオススメです。デジタルアンプは待機時の消費電力が少ないですし、電源を入れるとすぐに音が安定するという特性があるので、こまめなスイッチオフをしやすいという利点があります。
アナログアンプの電気代を安くする方法
電気契約の見直しをしよう
電気代が高いからといって、アンプに使われる電力を減らすことは出来ません。定格より少ない電力では正常に動作するか不安ですし、設計上想定していない電圧、電流がかかると故障する可能性も高くなってしまいます。そこで、電力にかかる基本費用を減らすことを考えた方が良いでしょう。
オーディオを使用する時間に合った事業者を選ぶ
電気小売自由化により、さまざまな企業が電力の販売を行っています。会社によって違いはありますが、プランによっては夜間に電力が安くなる契約や、24時間365日同一の単価で提供する契約もあります。もし平日の夜間や週末などにオーディオを利用するなら、安い夜間電力への切り替えが早い時間に行われるプランを選ぶと良いでしょう。常時通電させているなら、年間を通して同一単価で電力が販売されるプランがオススメです。
使用していない時間帯は電源をOFFに
アナログアンプの場合、電源を入れても実際に音が安定するまではある程度時間がかかってしまいます。そのため、いつでもすぐに音楽を聴けるようにと常時通電状態としている方も多いようですが、これでは待機電力を消費してしまい電気をどんどん使ってしまいます。起動に時間がかかるのは諦め、外出中や聞かない時間帯はアンプの電源を落としておきましょう。
低消費電力の製品に交換して電気代を削減
アナログアンプをデジタルアンプに交換する
最近はデジタル式アンプの性能も向上しており、アナログアンプに近い性能を持ったものもみられるようになってきました。さすがにまだまだ純粋な性能を考えるとアナログに軍配が上がりますが、消費電力で考えた場合はデジタルアンプの方がオススメです。デジタルアンプは待機時の消費電力が少ないですし、電源を入れるとすぐに音が安定するという特性があるので、こまめなスイッチオフをしやすいという利点があります。
普段使いはデジタルで、ここぞという時はアナログで
デジタルの方が消費電力が少ないとは言え、現在使用中のアナログアンプを手放してまで交換したくない場合には、使い分けをオススメします。週末などの長時間利用できる時はアナログアンプを使い、夜間などの短時間利用する場合にはデジタルアンプを使用します。アナログアンプは週末以外電源を落としておき、デジタルアンプも使用しない間は電源オフにしておけば電力の消費を抑えられます。
まとめ
オーディオ趣味にかかる電気代を簡単に安くするなら電気事業者の切り替えがオススメです。しっかりと契約内容を生活スタイルに合わせて選べば、新しい機材を買ったり、使用時間を決めること無く電気代の削減が期待できます。せっかくの良いオーディオですので、電気料金を安くして心置きなく楽しみましょう。