ミツウロコグリーンエネルギーは、かつての家庭用エネルギーとして必需品だった練炭・豆炭、新エネルギーとしての太陽光発電システム、リチウムイオンなどを事業とする(株)ミツウロコが提供するエネルギー事業者です。環境にやさしいといわれるミツウロコグリーンエネルギーの電気料金は安いのでしょうか。従来の電気料金と比較してみました。
目次
ミツウロコグリーンエネルギーの特長
再生可能エネルギー電源を多数保有するミツウロコ
ミツウロコグリーンエネルギーは、家庭用エネルギーの練炭や豆炭、新エネルギーである太陽光発電システム、リチウムイオンなど、様々なエネルギー事業の老舗であるミツウロコグループの一員です。産業用の電気供給は10年以上の実績を持ち、自社の保有する発電所で創造する風力発電や太陽光発電、バイオマス発電などの環境負荷の低い再生可能エネルギーを組み合わせ供給しています。
FIT電気を調達するミツウロコグリーンエネルギー
ミツウロコグリーンエネルギーは、環境型エネルギーを推進し、エネルギーを「作る」「配る」に加えて、「貯める」ことまで考えた事業を展開しています。国には環境負荷の低い再生可能エネルギー導入をサポートする制度があります。この制度の適用を受けた電気をFIT電気といいますが、公的な賦課金を活用することで、電力仕入の価格が抑えられるのです。ミツウロコグリーンエネルギーでは、このFIT電気を多く調達します。
ミツウロコグリーンエネルギーのサービス提供エリア
2016年4月現在、ミツウロコグリーンエネルギーのサービス提供エリアは、東北から関西までと広範囲になっています。東北電力供給管内の東北エリア、東京電力供給管内の関東エリア、中部電力供給管内の中部エリア、関西電力供給管内の関西エリアが対象です。ミツウロコグリーンエネルギーでは、これからもサービス提供エリアの拡大が期待できます。
ミツウロコの電気料金は家族が多いと安くなる!?
違いが出るのは「電力量料金」
ミツウロコグリーンエネルギーの電気料金単価はエリアによって違います。東京電力を例にとりますと、「基本料金」はアンペアが違っても、ミツウロコグリーンエネルギーと東京電力は同じになります。違いが出るのは「電力量料金」です。
ミツウロコグリーンエネルギーと東京電力の電力量料金の比較表
120kWhまで/ミツウロコ:21.43円 東京電力:19.52円
121kWh〜300kWh/ミツウロコ:22.63円 東京電力:26.00円
300kWh〜/ミツウロコ:25.24円 東京電力:30.02円
(従量電灯Bの場合:税込)
120kWhまでは東京電力の単価のほうが低く設定されていますが、120kWhを超えるとミツウロコのほうが低くなり、300kWhを超えるとその差は4円を超えます。
従来の電気料金と比較してみると…
月に平均300kWhを使用する家庭では、月377.4円、年間4,528.8円とその差は少しですが、平均400kWhの家庭では月855.4円、年間で10,264.8円、平均500kWhでは月1,333.4円、年間16,000.8円と、使用量が増えるほどその差は大きくなります。つまり、使用量が少ないとあまり安くなることが期待できませんが、使用量の多い家庭ほど電気料金が安くなるということになります。
コストダウンを実現した4つの理由
コストダウンを実現した理由 電源調達
ミツウロコグリーンエネルギーの電気は、自社で再生可能エネルギー電源を多く保有していることからも、安定した電気の供給を可能にしているのですが、自社発電のほか発電事業者から電源を長期的に調達することで、さらに安定した供給を可能にし、電気料金のコストダウンができるのです。
コストダウンを実現した理由 ペーパーレス化
ミツウロコグリーンエネルギーでは、原則紙での請求書を出していません。紙の請求書などを発行・発送しないことでコストを削減することができ、その削減したコストを電気料金に反映させてコストダウンを実現しています。ただし、2017年3月までは、口座振替の家庭には紙の請求書が無料で発送されます。2017年4月以降も紙での請求書を希望する家庭には、口座振替用紙代108円と請求書代108円が別途かかります。
コストダウンを実現した理由 インターネット活用
ミツウロコグリーンエネルギーは、申込みや契約をインターネット上で行います。また、契約内容の変更や手続きもインターネットで完結する方法をとっています。そのため、手続きのための窓口などを設ける必要がなく、人件費などの削減が可能になり、電気料金のコストダウンへと導くことができています。
コストダウンを実現した理由 料金回収を外部委託
ミツウロコグリーンエネルギーの電気料金の回収は外部へ委託しています。回収業務を外部委託することで、運営管理費などのコストを削減することができるのです。電気料金支払いの口座振替を希望する家庭は、ミツウロコグリーンエネルギーが指定するクレジット会社へ支払う形になります。ミツウロコグリーンエネルギーは、これら4つのコスト削減対策をとることで、電気料金のコストダウンを可能にしました。
まとめ
ミツウロコグリーンエネルギーは、環境負荷の低い再生可能エネルギーにこだわり、高価な再生可能エネルギーのコストを少しでも削減する努力を行っている事業者です。家族が多い、電気使用量が多いという家庭では、ミツウロコグリーンエネルギーに乗り変えることで電気料金が安くなるばかりでなく、環境を守る手助けができるので、候補のひとつとして検討してはいかがでしょうか。