電気代の節約

電気料金でよく見る「段階制料金」って何?

電力会社の料金プランや電気料金の明細でよく目にする、「第1段階料金」や「1段料金」の文字。第1段階・第2段階・第3段階と分かれていますが、これは一体何なのでしょうか。今回は、この「段階制料金」の仕組みをご説明します。

段階制料金とは

段階制料金とは、毎月の電気使用量に応じて1kWhあたりの料金単価が、段階的に上がる制度のことです。第1段階・第2段階・第3段階と3つのステージで構成されているため、「三段階料金制度」または「三段料金」とも呼ばれています。電力会社が採用している最も基本的な料金体系で、電気を使えば使うほど、電力量の料金単価が高くなっていきます。

この制度は、第1次オイルショックを機に省エネルギー推進などの目的から、1974年に「逓増料金制度(三段階料金制度)」として導入されました。省エネ推進を主目的としているため、使えば使うほど得をするような一般的な商用サービスとは異なり、使った分だけ料金単価が上がっていくのが大きな特徴です。

段階制料金の仕組み

東京電力の一般家庭向け料金プラン「従量電灯B」の場合、段階制料金の仕組みを詳しく見ていきましょう。このプランの場合、電気使用量が最初の120kWhまでは、1kWhあたり19円52銭(第1段階料金)になります。また、120kWh〜300kWhまでは、1kWhあたり26円00銭(第2段階料金)、300kWh以降は、1kWhあたり30円02銭(第3段階料金)になります(2016年7月現在)。

最初に払う第1段階料金は、国が保障すべき最低生活水準(ナショナル・ミニマム)の考え方に基づいた料金設定で、比較的割安になっています。次の第2段階料金は、標準的な家庭の1ヵ月分の電気使用量を考慮した料金で、平均的な料金単価として設定されています。最後の第3段階料金は、省エネ推進の目的からやや割高な料金設定となります。東京電力の場合、第1段階料金と第3段階料金の間で10円以上の差があります。

ある月の電気消費量を420kWhとした場合、電力量料金を計算すると以下のようになります。
120kWh×19.52円(第1段階料金)+180kWh×26円(第2段階料金)+(420kWh-300kWh)×30.02円(第3段階料金)
=2,342.4円+4,680円+3,602.4円=10,624.8円
この10,624.8円から、「燃料費調整額」を加減した値が今回の電力量料金です。

そして、この電力量料金に「基本料金」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を加えた合計が、その月に請求される電気代になります。今回は東京電力のプランを例として挙げましたが、各段階における1kWhあたりの料金単価は、契約している電力会社によって異なりますのでご注意ください。

電気代を安くするにはどうすればいいの?

段階制料金のメリットとデメリット

段階制料金プランのメリットは、電気をたくさん使わない家庭であれば電気料金を安く済ませることができる点です。また、朝や夜など一部の時間帯のみに段階制料金が適用されるプランなど、ご家族のライフスタイルに合わせたプランを利用することで、電気代をさらに安く抑えることも可能です。デメリットは、電気を使えば使うほど料金単価が高くなるので、電気をたくさん使うご家庭は、段階制料金の恩恵を受けにくい点です。

段階制料金プランで省エネ生活

段階制料金プランを利用して電気代を安くするためには、電気消費量を抑え、電力量料金を第3段階料金に移行させないことがポイントです。使わない家電製品は電源をこまめに切り、時間帯別の料金プランを利用して、電気代の安い時間に家事を済ませてしまうなど、電気代を意識した生活を心掛けましょう。また、契約している料金プランが、本当に今の生活に合っているのか、料金プランの見直しを図ることも大切です。

今の生活のまま電気代を安くするには

大家族や小さなお子様のいる家庭で、電気の消費量を抑えるのはなかなか難しい場合もあります。そんな時は、1kWhあたりの料金単価が、なるべく安くなる電力会社を選ぶのも一つの方法です。加えて電気をたくさん使う時間帯の料金単価が安いプランを選択すれば、電気代がさらに節約できます。電気消費量の多いご家庭の場合、どれだけ電気を使っても料金単価が一定になる、固定制料金プランを利用する手もあります。

電力自由化による既存の段階制料金プラン以外の選択肢

2016年4月からの電力自由化により、従来型の段階制料金プランの形を取らない、一般家庭向けの様々な料金プランが登場しました。例えば、使えば使うほど電気代が高くなる従来型の段階制料金プランに対し、たくさん使うほど割引率が上がりお得になる「割引率変動型」プランであったり、電気使用量によらず一定の割合で電気料金を割引する「一律割引型」のプランなど、低価格を売りにしたプランが新電力各社で採用されています。

まとめ

電力自由化によって電力購入の選択肢が広がり、電力会社同士を比較したり、電気料金プランの見直しをする機会が増えました。これを機に、契約中の料金プランやご家庭の電気使用量をもう一度確認してみてはいかがでしょうか。

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