いざ共働きを始めてみると、最初は仕事と家事の両立だけでも悪戦苦闘の毎日ですよね。特に小さいお子さんがいる家庭などは、そこに育児も加わって大混乱かもしれません。「夫婦共働きのところは、一体どうやってバランスを取っているの?」そんな疑問をお持ちの方のために、毎日の工夫で時間を上手に使える家事の時短テクニックをご紹介します。
目次
まずは動線を見直すことが大事
家事をするうえでの動線を確保
時短家事を実践するうえで重要なことのひとつが、最適な動線を確保することです。たとえば、洗濯物を洗って干して畳んで仕舞う、という一連の流れを想像してみてください。無駄に家のなかを行き来していたりはしませんか?料理も同じです。調理して配膳して片付けるまでの流れを見直してみてください。ムダな動きや障害物を省くだけでも、家事の時間短縮につながりますよ。
部屋が散らかりにくいように意識する
次に、家族の毎日の動線も見直してみましょう。お子さんが帰宅して、荷物を置いて手洗いうがいをするまでの動線や、自分が買い物から帰って荷物を置いたり仕舞ったりする動線を思い出してみてください。荷物置き場が遠かったりすると、リビングや廊下に物を置いてしまって部屋が散らかる原因になります。帰宅してまず荷物を仕舞えるように配置を工夫して、部屋が散らかるのを事前に防止し、片付けの時短につなげましょう。
掃除は、ながら・ついで、で時間を有効活用する
台所掃除は、ついでにさっと済ませる
毎日家中をきれいに掃除するのは、時間的にも限界がありますよね。特に台所などは、全部掃除したらきりがありません。そこでおすすめなのが、ついでにさっと掃除をする方法。調理中に油が飛んでしまったり、吹きこぼれでガスコンロが汚れてしまったりすることがありますよね?そういう時、汚れを拭くついでにその周辺をささっときれいにするだけでも違いますよ。シンクまわりも使用直後に拭けば、汚れがすぐに落ちて一石二鳥です。
家のあちこちに使い捨てぞうきんを置いて、ながら掃除をする
使わなくなったタオルや衣類を小さく切って、使い捨てのぞうきんを作り置きしておくのもおすすめの時短テクです。それを家のなかの何カ所かに置いておき、汚れが気になった時などにさっと取り出して拭き掃除をしましょう。手に届く範囲にぞうきんを置いておくことで、テレビをみながら、歯をみがきながらなど、何かのついでに簡単に掃除を済ませることができます。
洗濯やアイロンがけは週末にまとめて
Yシャツなどの洗濯は週末にまとめてするのがおすすめ
しみ抜きが必要なYシャツなどは、家庭で洗わずクリーニングに出すという方もいるかもしれませんが、家庭で洗う場合は週末にまとめて洗濯するのがおすすめ。毎日他の衣類と分けて漂白や染み抜きをするのは大変ですが、週末などにまとめてすれば、一気に平日の家事時間を短縮することができます。
アイロンがけは半乾きの状態でするのがポイント
Yシャツなどのアイロンがけも、週末に洗濯をした後でまとめてしましょう。この時の時短のポイントは、衣類が半乾きの状態の時にアイロンをかけること。衣類が完全に乾くのを待つ必要がなく、力を使わなくてもシワが簡単に伸びるので、一石二鳥の方法です。衣類が完全に乾いてしまってからだと、シワを伸ばすのに時間がかかってしまうので、その場合は霧吹きなどでもう一度湿らせるようにしましょう。
料理は作り置きと簡単煮込み料理を活用
プラス一品は週末に作り置き
多くの人が実践している料理の時短テクといえば、常備菜の作り置きではないでしょうか。一度にまとめて大量に作るので、毎日の調理時間を短縮できるのはもちろん、家計の節約にもつながります。きんぴらごぼうや野菜いためなど、副菜としてもお弁当のおかずとしても使えるメニューをまとめて作って、小分けにしておきましょう。週末ではなくても、ハンバーグなどのメインのおかずを少し多めに作ってストックするのもおすすめです。
簡単煮込み料理を活用
カレーや肉じゃが、トマト煮込みなど、煮込んで味をつけるだけの簡単メニューも上手に活用しましょう。煮込み料理は手が掛からないので、帰宅してから煮込んでいる間に、洗濯物を片付けたり部屋を片付けたりすることができます。また、鍋帽子という、鍋専用の布団のような帽子を使うのもおすすめです。朝10分ほどかけて下準備しておけば、あとはお鍋に鍋帽子をかけておくだけ。余熱の効果で煮込み料理が完成しています。
まとめ
毎日の家事にちょっとした時短テクを取り入れるだけでも、時間の使い方はずいぶん変わってきます。共働きは慣れるまでが大変ですが、毎日の家事にちょっとした工夫を加えて、上手に乗り切っていきましょう。