一人暮らしをスタートさせる学生や新社会人、または転勤などで、単身で引っ越しをする人って結構いますよね。家族での引っ越しとは違って、単身での引っ越しは、家電や家具は小さいことが多く、荷物も少ないので、費用は安く済むのでしょうか。今回は、単身での引っ越しにかかる費用について詳しく解説します。
目次
単身での引っ越し費用の相場
引っ越しの基本料金
引っ越しの基本料金は、ある一定額は法律によって定められているようです。荷物を積むためのトラック代や作業員にかかる人件費、移動に必要なガソリン代や高速料金などが、基本料金には含まれます。これにプラスする形で、それぞれの引っ越し業者が価格設定を行っているのです。例えば、引っ越す人が多い3月や4月は、価格がプラスされますし、オフシーズンの平日は価格を安くしてくれるでしょう。
単身での引っ越し費用の相場
単身での引っ越し費用の相場は、近距離で同じ市内である場合、30,000円から50,000円前後といわれています。同じ県内といった中距離である場合は、30,000円から80,000円前後、県外などの長距離の引っ越しの場合は、50,000円から150,000円前後です。利用する引っ越し業者によって、価格は違ってくるので、事前に見積もりを依頼して、比較してみるといいでしょう。
単身パックと単身プラン
単身での引っ越しのサービスとして、「単身パック」、「単身プラン」というものがあります。同じようなサービスのように思えますが、全く違うサービス内容ですので、詳しくご紹介します。
単身パック
単身パックとは、高さが170cm、横幅が110cm、奥行きが100cmほどの滑車が付いたコンテナボックスに、荷物を積んで運ぶサービスです。サービスの名前は、引っ越し業者によってさまざまですので注意してみてください。
単身パックのメリット、デメリット
単身パックのメリットは、コンテナボックスに荷物をおさめるだけなので安い、追加料金がない、荷物が破損する、紛失するリスクが低いなどです。逆にデメリットとしては、コンテナボックスに全ての荷物が入らないと、料金がプラスされてしまう、荷物をまとめる段ボールなどの無料提供サービスがない、サイズが決まっていること。荷物が少ない人や、できるだけ料金を安くしたい人には向いているサービスでしょう。
単身プラン
単身プランというサービスは、コンテナボックスに積みきれない荷物がある人のためのものです。荷物の量に合わせた、専用の車両をチャーターしてくれるサービスです。
単身プランのメリット、デメリット
単身プランのメリットとしては、要望を聞いてもらえること、段ボールの無料提供をしている業者があるなどです。例えば、費用を安くしたい時に、依頼者自身が荷物運びをすれば、作業員を減らした分の費用を引いてくれることがあります。デメリットとしては、車両をチャーターする分、費用が高いことがあるでしょう。
単身での引っ越し費用を安くするコツ
事前に荷物の整理をする
単身での引っ越し費用を安くするコツとしては、単身パックを利用すること。そのためには、コンテナボックスに入るだけの荷物にしておく必要があります。引っ越しが決まったら、不要な荷物は捨てておくように心がけましょう。リサイクルショップなどで売ると、ちょっとした収入もできるのでおすすめです。
見積もりは複数の業者から
はじめにもご紹介しましたが、引っ越しをする際は、事前の見積もりを複数の業者からとることをおすすめします。引っ越し業者のサービスは、価格のばらつきが大きいという特徴があります。業者によって、力を入れている分野やそうでない分野があるようです。そのため、複数の業者から見積もりをとって、できるだけ安いところを選びましょう。また、口コミやサービスの内容もしっかり見て判断してください。
時期や時間を調整する
引っ越しする時期というものは、調整がきかないことが多いでしょう。ただ、もし調整ができるのであれば、繁忙期を避けることがおすすめ。また、作業をする時間の指定をしないなどをすると、引っ越しにかかる費用を安くすませることができるでしょう。引っ越しの日にちだけを決めて、作業をする時間は、引っ越し業者の都合に合わせるプランです。
まとめ
単身での引っ越しは、できればコンテナボックスで荷物を運ぶ単身プランを選ぶといいでしょう。また、引っ越しにかかる基本料金は、業者によって差はないので、あとは追加サービスの内容や料金、口コミなどを参考にして決めてください。これから新生活がはじまるという時なので、出費は少しでもおさえましょう。