新生活がスタートする春がやってきます。進学や就職、異動などで引っ越しをする機会や、引っ越しされる方とお別れをする機会も増える季節です。新生活のスタートに、引っ越し祝いをはなむけとして渡したい、と思った時にどのくらいの金額で考えればよいのか、悩む方も多いでしょう。一般的な引っ越し祝いの金額についてご紹介していきます。
目次
新天地で頑張って欲しい!引っ越し祝いとは?
引っ越し祝いと新築祝いは違うといわれています
マイホームの購入や、マンションの購入で引っ越しをする時に渡すお祝いは、新居に入るということから新築祝いといわれています。同じ引っ越しであっても、人生の大きなイベントにあたる家の購入のお祝いということになり、意味合いが少し異なります。それ以外の引っ越しの場合渡すお祝いが、引っ越し祝いといわれており、新築祝いに比べると、引っ越し祝いはお祝いというよりも、お餞別としての意味合いが強いようです。
引っ越し祝いは大きく二つに分けられます
引っ越し祝いは、大きく二つに分けることができます。一つ目は、現金や商品券、ギフトカードのような金銭的な形でのお祝いです。この場合、お祝いの金額は相手にもわかります。二つ目は、相手の趣味嗜好に合わせたものなど、お祝いとして品物を贈るものです。この場合は、相手の趣味嗜好をよく理解していることが大切なポイントになります。いずれにせよ、大体の引っ越し祝いの金額を決めてから考えましょう。
引っ越し祝いの金額はどのくらいにしよう?
引っ越し祝いの金額を決めるにあたって
引っ越し祝いを贈る相手とのお付き合いの程度や、関係性、年齢などによって異なります。大体3,000円位からといわれていますが、相手の方によって金額を設定しましょう。お餞別の意味合いが強いので、友人や同僚などにはお返しで気遣わせないような金額にすることも大切です。
引っ越し祝いを贈る時に気をつけておくこと
引っ越し祝いとして現金や商品券などを贈る場合、熨斗は紅白の蝶結びのものと使います。品物の場合も、熨斗を付けてもよいですし、カジュアルな関係の場合にはプレゼントのような包装でもいいですね。品物の場合には、火を連想させるようなものや、壁や柱などに穴をあけるようなものは避けた方がよいといわれています。
それぞれのお付き合いの程度や関係性によって変わってくる金額
友人や同僚など、カジュアルなお付き合いの場合
相場は3,000円〜10,000円位と幅があります。親しい仲なので、趣味嗜好も分かっていたり、必要なものをリクエストしてもらったり、仲間内で共同で贈ったりと、品物を贈る機会も多くあります。また親しい関係性なので、金額がはっきりわかっても失礼ではない点から、現金や商品券を贈る方もいます。友人同士、引っ越し祝いの金額に差がですぎてもいけないので、仲間内で大体の金額を決めておくとよいですね。
会社の上司など、少し気を遣うお付き合いの方の場合
会社の上司など目上の方の場合は、5,000円〜10,000円が相場です。引っ越し祝いの金額が、はっきりわかると失礼にあたるという点から、現金や商品券よりも品物の方がどちらかというと適しています。もし品物を贈るのに選ぶのがどうしても難しい場合には、商品券と日持ちのするお菓子などをあわせて贈ってもよいでしょう。
兄弟姉妹や親戚関係は?
兄弟姉妹や親戚関係には、引っ越し費用での出費が大変であろうという気遣いも込めて、引っ越し祝いとして現金を贈ることが多いです。兄弟姉妹、親戚間では、10,000円〜30,000円が相場といわれています。しかし、それぞれの状況や、親戚関係のお付き合いの程度、兄弟姉妹間での調整などいろいろな場面があるので、必ずしも相場通りということはありません。
引っ越し祝いを贈る時には
引っ越しは荷造りや、色々な手続きなど日々慌ただしくしています。引っ越し祝いを贈る時は、家に伺って手渡す場合は、事前に連絡をしておき、短時間で済ませましょう。また、直接渡せない場合には、郵送で送ることになりますが、日時指定をして相手の方の都合にあわせて送るなどの気遣いが必要です。郵送の場合は、一筆簡単なメッセージも添えられるとよいですね。引っ越し日のあまり間際にならないように、手配します。
まとめ
引っ越し祝いの金額は、贈る方とのお付き合いの程度や、その関係性によって異なります。相場は大体3,000円〜30,000円程度となっていますが、あくまで相場なので、各々の状況に合わせて臨機応変に対処しましょう。予算の金額内で、現金や商品券など金銭的なもの、相手の趣味嗜好に合った品物、と引っ越し祝いとして何を贈るか決めます。さらに、はなむけの言葉などの簡単なメッセージを添えられるとよいですね。