新しい環境になる楽しみはあるものの、何かとお金がかかる引っ越し。引っ越し費用に一体どのくらいかかるのか、不安なところですよね。引っ越しの前に、引っ越し費用の相場を詳しくご紹介します。相場を把握しておかないと、引っ越し費用の節約もできません。後で困らないようにするためにもしっかりと把握した上で引っ越しに臨みましょう。
目次
新居にかかる引っ越し費用の相場は?
新居にかかる初期費用の相場は家賃の6〜7ヵ月分!
賃貸物件に引っ越しする場合、初期費用としておよそ家賃の6〜7カ月分必要になります。その内訳にはいったい何が含まれるのか詳しく確認していきましょう。
敷金の相場は?
敷金とは、家賃の未払いや部屋の修繕費にかかる費用の担保金です。大家さんに預けておくお金となり、住んでいる間に何も問題が無ければ、その部屋を出ていく際に返金されます。引っ越し先により額は異なりますが、家賃の2ヵ月分が相場の金額です。
礼金の相場は?
礼金は、その名の通り大家さんへのお礼として支払うお金です。この金額も物件によって異なりますが、敷金と同様、家賃2ヵ月分が相場の金額となっています。
前家賃も請求される!
引っ越し月の翌月分の家賃を、初期費用として同時に支払っておきます。また、それに加えて引っ越し当月の家賃は日割り計算されるのでその金額もプラスされます。
さらに火災保険料、物件によっては管理費、共益費がかかることも
物件に入居すると同時に、火災保険にも入ることがほとんどの賃貸物件で義務付けられています。損害保険会社へ支払う金額となり、相場としては2年間で15,000〜20,000円程度です。さらに、住む物件によっては管理費や共益費などの費用がかかるところもあります。
引っ越しの費用の相場は?
引っ越し費用について
引っ越しにかかる大きな費用は、引っ越し料金です。自分で行う場合、費用は抑えられますが、ほとんどの人は引っ越し会社を利用するのではないでしょうか。家族の有無や荷物の量、引っ越しの距離によっても料金は変動します。
単身の引っ越し費用の相場は?
近い場所への引っ越しであれば、30,000〜50,000円、移動距離が500km以上かかる場所への引っ越しなら40,000〜80,000円が相場の金額です。荷物の量はもちろん、場所も引っ越し費用に大きく影響します。また、エレベーターの有無によっても多少費用が変動することも。
家族での引っ越し費用の相場は?
家族での引っ越し費用は、近い場所への引っ越しであれば60,000〜150,000円、遠い場所への引っ越しなら100,000〜300,000円が相場の金額です。家族の人数が増えるごとに荷物の量も増えるため、引っ越し費用は高くなります。
繁忙期には見積もりが高くなることも!
引っ越しの多い時期は、もちろん引っ越し会社も忙しくなります。特に3月〜4月にかけては1年間で1番引っ越しの多くなる時期です。お客が多いということで、オフシーズンよりも見積もりは高くなる傾向にあります。通常よりも1〜2倍程度上乗せされた料金になることも。何社かに見積もりを出してもらい、納得のいく料金の引っ越し会社を選択しましょう。
その他にかかる費用は?
不用品の処分にかかる費用
引っ越しする際には、少なからず出るのが不用品です。不用品を処分する大チャンスではありますが、粗大ごみの場合、ゴミ収集にお金を払う必要があります。無駄なお金をできるだけ払わないようにするためにも、誰かにあげたりリサイクルショップに持って行ったりして、できるだけゴミと出費を少なくしましょう。
家具や電化製品などの買い替え
引っ越しを機に家具や電化製品の新調を考えている人も多いはず。この部分をかけるか、かけないかでも引っ越し費用は大きく異なります。家具も電化製品も生活する上で欠かせないものです。しっかりと検討して購入しましょう。
身のまわりの生活用品など
意外にかかってくるのがこまごまとした生活用品です。住む場所がかわると、必要な生活用品も変化が出てきます。1つ1つはたいした値段ではありませんが、あれもこれもといつの間にか結構な出費になっていた、というケースも多く見られます。事前に予算を設定し、予算内に収めるようにしましょう。
引っ越し前後の食費
引っ越し作業は大変な上、料理を作る道具を段ボールに入れてしまっては料理もままなりません。したがって、外食やできあいのもので済ませる場面がどうしても多くなります。また、引っ越し前後のご近所さんへの挨拶で手土産を持参する場合、その金額も忘れてはなりません。
まとめ
引っ越しにかかる費用の相場についてご紹介しました。思った以上にお金がかかってしまう引っ越し。お金をかける部分と節約する部分を見極め、できるだけ無駄な出費のない引っ越しをしましょう。