幼児のころは、新しいことや習いごとは遊びのような感覚で楽しむことができます。そんな幼少期もすぎ、10歳ほどになると何がしたくて、何をしたくないか、向き不向きも自分で感じることができる年齢です。そんな小学生時代に、親が習わせたい習い事と小学生の本音。さらには、最近流行りの珍しい習い事をご紹介します。
目次
親が子どもに習わせたい習い事
グローバルな英語力をつける英語
子どもに習わせたいと親が思う習い事はダントツで「英語」。その理由は、親自体が英語力に対して、「これからの世の中で必要である」という考えを持っているからです。または、英語力がなくて、仕事や私生活で困った経験などがある親御さんもいるのも一因かもしれません。幼児期は、しっかりとした日本語を覚えさせることに重点をおいて、小学校に入ってからいよいよ本格的に英語を習わせたいと考える親御さんも。
字がきれいな子に育てたい書道
英語の次に親が習わせたいと思う習い事は「書道」です。パソコンや携帯の普及で、漢字が書けない子どもや字がきれいに書けない子どもが増えています。それでも、親は「字をきれいに書けること」の重要性を知っているからこそ、習わせたいと考えるのでしょう。字がきれいになるだけでなく、礼儀や集中力を身に付けることにも期待できることがポイントです。
身体の強い子に育てる水泳
子どもに習わせたい習い事のなかで、もうすでに習わせている習い事としても上位にランクインするのが「水泳」です。水泳は、子どもの体力作りや気管支の強化につながるとされているため、その目的で習わせる親が多いとされています。さらに、小学校では、授業の中に水泳が組み込まれる学校もあるので、授業に備えるという考えの方もいるようです。
子どもが本当に習いたい習い事
サッカー、野球などの球技
小学生になると意思もありますので、「やりたい」という気持ちがあることが大前提で、習い事に通わせることになります。特に男の子の間で人気の習い事は、「サッカー」や「野球」の球技です。そのきっかになるのは、公園に遊びに行くとサッカーチームや野球チームが練習をしていますよね。楽しそうに練習しているのを見ると、自分もやってみたい!と思うようです。または、友達がやっているというのも大きなきっかけになります。
バレエ
特に女の子に人気のあるのが、「バレエ」です。子ども目線で見ると、可愛い衣装に、可愛いお化粧、可憐に踊る姿がすてき!と憧れの習い事であるバレエ。親目線で見ると、月謝と衣装、大会費など「お金がかかりそう」というイメージが強いかとでしょうが、バレエは踊りが上手くなるだけでなく、集団で踊ることによる社交性や協調性が養われ、姿勢や身のこなしが美しくなることがメリットにあります。
可能ならば習いたくない
小学生に上がると、時間割で授業の多い日には帰りは夕方になります。さらに、学校から出される宿題は、早めに取りかからないと終わらない場合も。放課後の時間を、友達と遊んだり、お家でゆっくり過ごしたり、宿題をしたい!と考える子どももいます。興味のない習い事や楽しくない習い事、親にやらされている習い事は「可能なら行きたくない」と本音の部分で思ってる子どもも中にはいるようです。
小学生が習っているちょっと意外な習い事
ボルタリング
大人に人気を博した「ボルタリング」が今、子どもの習い事としてブームになっているのをご存知でしょうか。よじ登ることで、身体全体の筋力のトレーニングや体幹を鍛えることができるのが特徴。さらに、どこに足をかけたら登れるのか、考える力と判断力、瞬発力も養えます。「身体の発達と、脳の発達どちらの発達にもいい!」と人気の習い事です。
プログラミング
今の子ども達は、携帯、パソコン、などITと共に育つ世代です。そんな子どもたちが自ら作り出す力を身に付ける「プログラミング」が習い事として人気です。アプリやゲームの開発に携わるプログラミングや、それを発表するプレゼンテーション講座まであるスクールもあり、子ども達の作り出す力と発言力を養うことができます。パソコンやインターネットは欠かせないツールです。小さいうちから慣れさせたいという親心も影響しています。
まとめ
親の期待や要望と、子どもの意思はもしかすると違っているのかもしれません。ぜひ子どもの意見を尊重しつつ、将来のため子どものためと考え、習わせたいと思う習い事なら、納得するまで話し合ってみてください。子どもは、褒められて育つといわれています。できないところをけなすより、昨日よりできているところ、努力しているところを見て、褒めてあげましょう。