住宅購入

1,000万円の収入者を例にみた住宅ローン解説

住宅ローンは、各家庭の収入状況や子どもの有無、将来のプランなどを踏まえた計算で検討しなければなりません。一般的には年収の5倍程度が物件購入額の目安とされ、多くの人がそれに伴った物件選びを行っています。ここでは、さらに分かりやすく1,000万円の収入がある人の物件選びや、住宅ローンの選択についてをご紹介していきましょう。

住宅ローンについて知ろう!

住宅ローンってどんなローン?

人生の大きな買い物とも言われる代表格が住宅です。一軒家やマンションを購入する際に発生する多額のお金を、一括で支払える人はごく稀。多くの人が金融機関にお金を借ります。その際に金融機関が用意する商品が「住宅ローン」です。住宅ローンは返済期間や、金利の種類の選択で月々に支払う金額が変わります。各家庭ごとに住宅ローンの返済スタイルは様々なのです。

住宅ローンの良い点とは?

住宅ローンは、お金が十分用意できていない家庭でも家を購入することができるシステムです。頭金や諸費用など契約時に用意しなければいけないお金はありますが、住宅の購入を考える家庭では用意できる範囲の金額でしょう。住宅ローンを利用することで、夢のマイホームが手に入ることはメリット。さらに税金の面でも、住宅ローン控除が適応されます。所得税や住民税などの軽減もメリットといえるでしょう。

住宅ローンの悪い点とは?

住宅ローンを組むということは、毎月必ず支払わなければいけないお金が発生するということです。住宅ローンの仕組みをしっかり理解し、自分に合った住宅ローンを選択しなければ景気の動向により家計が大赤字になりかねません。現時点での生活を基準にするのではなく、将来を見据えた住宅ローンを組むことが大事です。

年収1,000万円の人の市場調査

年収1,000万円の人が購入する物件とは

年収800万円以上の人が購入する物件の相場は約5,000万円が半数を超えていると、住宅関連サイトが調査しています。そのうちの3割が、7,000万円以上の高額物件を購入している結果も。住宅を購入する際の目安に、年収の5倍程度と言いますが、まさに多くの人が再現しているといえます。

年収1,000万円の人の住宅ローン

上記の調査結果をもとに、年収1,000万円の人が5,000万円の物件を購入した場合、住宅ローンはいくら組むのでしょうか?この場合でいうと、住宅ローンを契約する際に支払う頭金は1,500万円程度を支払う人の割合が多いようです。つまり借入金は3,500万円となり、この金額を各自の支払年数で支払っていくことになります。

住宅購入の一般的なセオリー

住宅の購入の目安と良く言われるのが、「年収の5倍の額の物件」というセオリーです。この数字が必ずしも購入金額に匹敵するわけではありませんが、分かりやすい目安に使用されます。また、月々に支払う住宅費は、「収入の25%以下」。これ以上の金額になると、家計のどこかを圧迫してしまう可能性がでるようです。

年収1,000万円の場合の住宅ローン返済例

45歳管理職、中高生の子ども2人の場合

60歳までに返済を考える場合、残り15年。5,000万円の物件で頭金を1,500万円支払い、ローン額は3,500万円になります。固定金利2%で組んだ場合、月々の支払額は22.6万円の計算に。中高生の2人の子どもが居る点から見ても、住宅費に収入の25%が上回っている点でも苦しい状態です。この場合、頭金を増額して購入することがポイントとなります。

30歳サラリーマン、結婚1年目の場合

結婚を期に購入した5,000万円の物件は、奥さんと頭金1,500万円を出し合って購入したため貯金額は残りわずかになるのが現状です。残金の3,500万円は30年2%の固定金利で契約しました。毎月の支払額は13万円。住宅費としては問題ありませんが、今後子どもが誕生したり、会社の情勢が見えないなど、若くして購入する場合リスクもある購入プランです。今後のライフプランに適した物件選びがポイントになります。

頭金と、家族の将来プランが重要!

1,000万円の収入がある人でも、頭金をしっかり支払うことが住宅ローンの大きなポイントになります。頭金に貯金の全額をつぎ込む方法はあまり得策とは言えません。子どもがいる家庭や、今後家族が増える計画がある人は、特に貯金は重要なポイントになります。収入額が変わっても、この考え方は同様です。家族のライフプランにあった住宅ローンの組み方を考えることが最優先になります。

まとめ

1,000万円の収入者を例に、住宅購入のポイントや住宅ローンの支払い例を簡単に解説しました。住宅を購入する際に多くの人が直面する住宅ローンの仕組みや、組み方。住宅の購入を考えている人は、まず自身や家族の今後の人生設計をしてみましょう。必要なお金や、住宅にかけられるお金の目安がきっと見えてくるはずです。

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