生命保険に加入する際、保険会社や保険の種類を比較してみたいけれど、保険の種類も保険会社も多く、資料を取り寄せてもどこが違うのかよく分からない、何を比較したらいいのか、混乱してしまうことはありませんか?そこで、生命保険で損をしないためにも、保険の比較方法をご紹介します。
目次
保険比較の際のポイントとは
保険の種類で比較する
まず、自分が加入したい生命保険の種類を明確にしましょう。生命保険と一口に言っても、終身型、定期型など種類があります。その中で、終身型と定期型を比較しても希望している答えは出ません。そこでまずは、生命保険に加入する目的を明確にすることが大切です。例えば、死亡に対する備えをしたい、や、保険とともに貯蓄もしたい、などの目的を持ち、保険の種類を選びましょう。その上で比較をすることが大切です。
保険期間で比較する
生命保険の期間は主に2種類。「終身」という、保障が一生続くものと、「定期」と呼ばれる、自分で保険の期間を決められるものがあります。まずは終身か定期か、そして、定期の場合はどれくらいの期間の保険を希望するかを決めましょう。定期の場合、保険期間によって保険料も変わってきますので、期間が明確ではない場合は、1年、5年、10年など3つくらい挙げて比較してみるのも良いかもしれませんね。
掛け捨てか、積み立てか
生命保険の「掛け捨て」とは、支払った保険料は保険期間が満期になっても戻ることのない、保障に重点を置いたものです。逆に「積み立て」は、支払いをした保険料が満期になると戻ってくる仕組みになっています。保険料は、掛け捨ての場合は積み立てよりも安め。生命保険を保障のみにするか、貯蓄も兼ねるかで、掛け捨てか積み立てかを決めることもできます。各保険会社によって生命保険内容が異なるので比較検討してみましょう。
保険料で比較する
生命保険に加入すると自然に発生するのが保険料です。保険料が高ければ、保険の保障内容も充実します。しかし、高い保険料を支払うことで、生活が苦しくなってしまうというのは避けたいですよね。保険の種類、保険の期間が明確になったら保険料を確認しましょう。会社によっても保険料と保障内容は変わってきますので、いくつかの会社の資料で比較することをおすすめします。
生命保険会社を比較する
第三者機関の指標を確認する
生命保険の加入を検討するときに、保険の種類や内容を見て比較することももちろん大切ですが、もう一つ大切なのが、生命保険会社の情報を確認、比較することです。いざという時に保険金が確実に支払われるよう、保険会社の財務面での状況や支払い能力をしっかりと確認しておいてください。生命保険会社の比較には、会社の格付けを専門に行う機関のデータを参考にするとよいでしょう。
ソルベンシー・マージン比率を参考にする
保険会社の実態を把握し比較するデータとして、「ソルベンシー・マージン比率」と呼ばれる指標があります。ソルベンシー・マージン比率では、保険会社のみを専門に調査し、その健全性を示しているのです。保険会社から四半期に発表される決算資料を入手し、主に支払い能力に焦点を当てて数値化しています。各保険会社が自社のソルベンシー・マージン比率を公開していますので比較の参考にしてみましょう。
生命保険の比較をしてみる方法
保険会社から資料請求などで情報収集する
生命保険の比較をする時に有効なのが、各保険会社が作成している資料です。パンフレットには保険の種類や保障内容、保険料などが細かく記載されていますので、気になる生命保険があったら、取り扱っている会社に資料請求をしてみましょう。最近では保険会社のホームページも情報が充実していますので見てみるのも良いですよ。
無料相談サービスを利用してみる
個人での比較に不安や難しさを感じたら、無料相談サービスを利用してみましょう。テレビCMなどでよく見る保険相談を行う会社にはファイナンシャルプランナーと呼ばれる人がいます。この人たちは、保険に関してのプロです。個人のライフスタイルや将来のプランを聞いた上で、生命保険探しの手伝いをしてくれます。相談は何回でも受けてくれる会社が多いので、一度話を聞いてみることも良いでしょう。
保険比較サイトを利用する
インターネット上では、保険会社の一斉比較をしてくれるサイトがあります。年齢や希望する保障、保険の種類を入れて検索すると、各保険会社の情報、希望の生命保険の種類にかかる保険料などが分かるのです。細かい内容までは網羅されていませんが、情報収集の手がかりになるでしょう。
まとめ
生命保険というものは、比較することが難しいとも言われています。個人での比較に限界を感じたら、プロに相談するというのも一つの手段です。月々かかる保険料のことを考えると決して安い買い物ではない生命保険。それでも、万が一に備えて加入しておきたいですね。まずは自分が生命保険に何を求めたいかをはっきりさせれば、その後の比較作業もスムーズになるはず。ぜひ、安心した保険に入るためにも比較をしっかりしましょう。