家計簿においては費用をどのように分類するかというのが大切になってきます。ただ、この費用の分類方法については正解はありません。ですので、自分にあった費用の分類を行っていくことになります。この記事では家計簿の費用の分類方法について述べていきます。
目次
細かく費用を分類するパターン
細かく費用を分類するパターンの特徴
細かく費用を分類するパターンというのは、文字通り自分が使った費用について細かく分類を行っていくものになります。「家賃」、「通信費」、「食費」、「光熱費」、「交際費」・・・といったような形でかなり細かく分類を行うというのがこのパターンになります。几帳面な人や時間の余裕がある人には向いている記録のパターンになります。どのような項目に分類するかは明確に決まっていませんが10以上の項目に分類すると、より出費の内容を細かく把握することが可能になってきます。
細かく費用を分類するパターンのメリット・デメリット
さて、このように細かく費用を分類するパターンについてですが、大きなメリットとしては費用が細かく分類されているため、家計簿を記録した後に分析するという作業が非常にやりやすいという点が挙げられます。どこを節約すれば、無駄な費用の削減が可能になるのということが一目瞭然になる特徴があります。一方、デメリットとしては費用を細かく分類する作業が面倒な面があるため、挫折する可能性も高くなるということが挙げられます。また、費用が細かすぎて「木を見て、森を見ず」という状態にもなりかねません。
ざっくり費用を分類するパターン
ざっくり費用を分類するパターンの特徴
ざっくり費用を分類するパターンというのは上記の細かく費用を分類するパターンで何十種類にも及ぶことのある費用のパターンを5個程度に絞ってしまうというものになります。細かく費用を分類するパターンと比較すると、家計簿記録の手間はかなり軽減されます。このざっくり費用を分類するパターンが適しているのは時間が無い人、忙しい人になります。
ざっくり費用を分類するパターンのメリット・デメリット
このざっくり費用を分類するパターンのメリットとしては家計簿を記録するのにかかる時間を減らすことができるという点になります。こちらのパターンに関しては日々レシートの分類だけを心がけておき、月一回まとめて記録するという形でも十分に対応が可能な家計簿の記録方法になります。デメリットとしては細かく費用を分類する方法と比較すると、細かい費用の部分まで分析をすすめることができないという点を挙げることができます。
用途で費用を分類するパターン
用途で費用を分類するパターンの特徴
最後に紹介するのはそもそも上記で紹介した家計簿のパターンと比較すると、分類の考え方自体が異なっているというものになります。それが用途で費用を分類するというものになります。こちらの用途で費用を分類するパターンに関しては非常にシンプルになっており、自分自身の支出が消費・浪費・投資のどれに当たるかといった形で分類を行っていくというものになります。
用途で費用を分類するパターンのメリット・デメリット
この用途で費用を分類するパターンのメリットとしては「浪費」という項目が設けられていることにより、自分がいかに不要なお金を使っているかということが客観的に把握しやすくなるという点が挙げられます。自分自身でお金の使い方を反省しやすくなるというメリットがあります。ただ、この用途で費用を分類するパターンのデメリットとしては何にいくらつかったかということを知りたい場合に細かく支出の内容が分からないということが挙げられます。
家計簿で費用を分類する場合の注意点
お金を貯めたいなら家計簿の項目に「貯金」を設けよう
家計簿の費用を分類する際のポイントとして一つ意識しておきたいことがあります。それがもしお金を貯金したいのであれば、「貯金」という項目を家計簿に設けることです。そして、この「貯金」という項目を使って家計簿の記録を進めてやることにより、自分自身がいくら貯金することができたかというのをしっかりと客観的に把握することが可能になってきます。
まとめ
今回は、家計簿における費用の分類方法について見てきました。それぞれの方法に一長一短がありますが、最も大切なのは家計簿の記録に挫折せず続けていくということです。したがって、自分が一番続けやすいという方法を選ぶことが大切になります。