春や秋は引越しの季節になります。このような引越しは一度経験すれば勝手が分かりますが、初めての場合にはなかなかスムーズには進みません。特に初めて引越しを経験する人が分からないのが引越しの相場になります。今回の記事では2人で引越しする場合を例に引越しの相場を見ていきます。
目次
引越し料金の基本
引越し料金計算の基本
2人で引越しをする場合の引越し料金の相場について見ていく前に、引越し料金を計算する基本について見ておきましょう。引越し料金というのは「荷物量×移動距離×オプションサービス」という3つの組み合わせによって成り立っています。
移動距離に応じた相場
では、移動距離でどのくらい引越しの料金というのは変わってくるのでしょうか。例えば、2人で引越しをする場合の平均値については、15km未満なら66,308円、50km未満なら73,097円、200km未満なら82,517円、500km未満なら115,142円、500km以上なら118,147円となっています。
引越し料金を抑えるポイントは荷物を減らすこと
上記を踏まえて、引越しの料金を抑えるにはどうすればよいかを考えていきます。まず、前提として、引越しをする場所は決まっているため、移動距離というものは変わることがありません。そのため、引越し料金を抑えるためにはいかに荷物の量を減らすことができるかという点がポイントになってきます。したがって、引越しのタイミングで不用品に関してはまとめて処分しておくようにしましょう。
トラックの種類で変わる料金
引越しにおいてはトラックを用いて荷物を輸送してもらうことになります。荷物が多いとショートトラックというもので問題ありませんが、荷物が多いとロングトラックというものを使うことになります。このトラックの種類でも引越しの相場は変わってきます。近距離の移動でショートトラックなら、引越しの料金は4〜8万円程度になります。ただ、ロングトラックを使うなら、引越しの料金は6〜10万円程度になります。
引越し料金を抑えるポイントはオプションプランを見直すこと
引越し料金を算出する場合は移動距離、荷物量に加えて、どのようなオプションプランを申し込むかというのもその要素の一つになってきます。オプションプランというのは冷暖房器具の取り付け、梱包代行サービス、テレビアンテナの取り付け、パソコン設置、自転車・バイク輸送といったサービスになります。このようなサービスは非常に便利なサービスになりますが、申し込みすぎると引越し料金がかさむ原因になります。
引越しの相場は時期によって変動する
引越しの繁忙期とは?
引越しというのは年間を通して一定の需要があるというものではありません。どちらかというとある季節に集中して引越しが行われるという形が一般的になります。このような引越しが集中する引越し業者の繁忙期とされるのは3〜4月、8〜9月、12月の年3回になります。逆に閑散期と言われるのは6月と10月の年2回になります。
引越しの繁忙期は通常時の2倍の値段に
さて、上記で挙げた引越しの繁忙期に引越しの依頼をすると、その料金は通常の2倍程度になるといわれています。したがって、会社・学校の都合で時期が選べないというような場合を除き、繁忙期は避けるのが良いでしょう。また、閑散期に引越しをするメリットは料金が安いこともありますが、ほとんど引越し自体のニーズが少ないため、料金交渉がかなりすすめやすいということがあります。
引越しの相場は会社によって変動する
引越しの相場は会社によって千差万別
引越しというのは急いでいる場合も多く、早く業者を決めてしまいがちです。しかし、意識しておきたいのは引越しの料金というのは業者によってかなり金額に隔たりがあるということです。そのため、他の業者の見積もりと比較しないと、思いもかけない高い値段で引越しを依頼することになりかねません。
引越しの相場をチェックできる一括見積もりサービス
ひと昔前は引越し業者の見積もりをいくつも比較するのは手間のかかる作業でした。しかし、最近はインターネットで引越し業者の見積もりを一括で行うことができるサービスが提供されています。このようなサービスを使って、まずは引越しの見積もりを取ってみるようにしましょう。
まとめ
2人で引越しする場合の相場を中心に見てきました。また、引越しの料金を抑えるためのポイントについても同時に触れてきました。上記の内容を参考に最もリーズナブルに引越しできるような方法を考えていきましょう。