人間が生きる上ではさまざまな悩みが出てきます。その中でもお金の悩みである借金は自分だけでなく、周りにもリスクを負わせ下手をすると人生が大きく狂うこともあります。回避するためには借金そのものをしないのが理想ですが、返済ができれば借金もある程度必要な状況もあります。今回は悩みとなってしまった借金の解決方法をまとめます。
借金にもいろいろな状況がある
借金とは、人や特定の業者からお金を借り入れることを言います。低い金額であれば家族や友人などから借金をすることもありますが、あまり大きな金額になれば金融機関を通して借り入れをします。金融機関からの借金にはクレジットカードでの借金から各種ローンまで対応してくれるので、目的や用途に合わせて選択ができます。借り入れをするとその日から金利が発生し、借りた金額に対して利息を支払う義務が出てきます。
利息とはお金を借り入れる際のレンタル手数料のような位置づけにあり、金利のパーセンテージによって利息額も変化します。借金と一口に言ってもその種類は多様で、住宅の購入や新築のための借り入れができる住宅ローンや、新規の事業に関する借り入れといったものは、将来性や利益性といったものもあり借金の中でも比較的よいイメージがあります。
反面ショッピングや娯楽といったものに対する借金は、支払いができる程度であれば問題はありません。しかしショッピングに関しては買い物依存症と呼ばれる症状は、過剰な物欲が止まらずカード借金を繰り返してしまうので危険をはらんでいます。他にも一番危険なのがギャンブルによる借金です。ギャンブルによる借金は主に競馬やパチンコで負けた分を埋め、儲けた分を返済にあてようと考える方が多いです。
実際は借り入れてギャンブルで儲けたとしても、それを元手に新たなギャンブルに挑もうとします。こうなると負けてしまった分を埋めようと、また借金を繰り返し負のループに陥ってしまうのです。借金によっては悪いものばかりでなく、カードローンに関しても自分の収入で支払いができる範囲であれば毒にはなりません。むしろカードローンであればポイントやマイルもたまるので、あなたの強い味方にもなりえます。しかし借金ばかりを繰り返してしまえば、たちまち毒になってしまい悩みの種にもなりかねないのです。
借金を悩みと感じてしまうのはなぜか
では借金を悩みと感じてしまうのにはどんな理由が挙げられるのでしょうか。第一に借金自体があることへの悩みです。借金は借りたお金なので、当然返さなくてはなりません。返済は月に一度決まった金額を払えばいいのですが、返済額は借り入れた金額や支払い年数に応じて変化します。そして返済額は自分の収入に応じて選択ができますが、それによっては長い年数をかけて支払いをしなければいけません。
こういったことを考えていくと本当に借金が返せるのかといった不安が募り、悩みにもなっていくのです。他にも返済の過程で借金の悩みになることもあります。返済額は毎月一定の金額を支払いますが、収入の少ない月であれば返済ができない可能性も出てきます。こういった場合、生活費の中でもどこを切り詰めて返済にあてるかといったことが悩みの原因です。
さらに収入があればいいですが、会社が倒産、リストラなどで収入が見込めない場合にも、借金が大きな悩みとなってついてきてしまいます。
借金を悩みに感じる段階であれば法律に頼ってみるのも
借金は返済ができればそれで問題はないです。しかし状況によっては収入が絶たれることもあり、借金の返済が困難になることもあるでしょう。借金に関する悩みは他人に相談できる人は少ないので、結局一人で悩んでしまい中には自らの命を絶ってしまう人もいます。そうならないように少しでもリスクを軽くするには、専門家に相談することをおすすめします。借金に関する専門家とは弁護士や司法書士です。
弁護士と司法書士は借金に悩む人を法的な視点から、相談を受けたり対応してくれる存在です。借金で悩む人を法的に守る方法には、債務整理と呼ばれるものがあります。債務整理には自己破産や個人再生、任意整理などがあり、弁護士はそれらの代理人を請け負い、司法書士は書類作成の代理人をしてくれます。他にも借り入れた時期によっては過払い請求にも対応してくれ、支払った利息の一部が返還されることもあります。
借金はできることなら自分一人で解決したいものですが、支払いや借金の金額によっては大きな悩みとなって自分に返ってきます。しかも相談できる人がおらず一人で抱え込んでしまうのは、自分自身にも悪いことです。思い切って弁護士や司法書士に相談し、法的な視点からどのような解決方法がいいのかを模索してみると、意外とあっさり悩みを解消できてしまうかもしれません。
まとめ
借金は大きくなってしまうと悩み以外の何物でもありません。借金のイメージも良くないので相談しにくいですが、悩むのであればまずは専門家に相談してみるのが最良の道ではないでしょうか。借金の法的な解決方法は場合によってリスクを背負うこともありますが、ここで借金の怖さをしっかり身に染みさせ、失敗を繰り返さないようにしましょう。