借金があると収入から差し引かれる分、生活費も乏しくなってしまいます。さらに借金がかさむと、使うお金も気分も落ち込みまさに借金地獄に。そうならないように借金も計画性をもって返済していきたいですね。今回は借金が100万円あるケースの返済方法をまとめていきます。
借金を返済しないとどうなるのか
借金とは簡単に言うとお金を借りることを言います。しかし借金といってもさまざまな形があり、マンションなどの住宅を購入する際のローンや、自動車を購入する際にもローンを組みます。他にも自分の企業を立ち上げる際には、銀行からの借り入れをするのも借金の一つです。こういった借金は主に自分や家族の将来や利便性などを考慮しながら借金をするか判断します。
対して賭け事や生活費を補うための借金は将来性がほとんどなく、利便性も少ないためあまり良いものとは言えません。賭け事や生活費を賄うための借金は、基本的に個人での借り入れができる消費者金融会社からの借り入れが多く、住宅や自動車ローンと比べると金利も若干高いです。これらすべての借金に関しては毎月の返済日に支払いを行います。返済方法は多くの場合銀行引き落としですが、中には振り込みを行う方もいます。
この返済日に銀行引き落としがされなかった、もしくは支払いをしなかった場合、数日後に支払いができなかった旨の通知書が届きます。このとき指定の銀行の振込先が明記されているか、コンビニエンスストアなどの支払い書が同封されています。消費者金融から借り入れを行っている場合、返済日を過ぎてしまうと次の日から延滞金が発生してしまうことが多いです。
通知によって支払いがされない場合は、督促状が届きそれでも支払われない場合は電話での返済請求が来ます。さらに返済がされない場合には、本人の親族へと請求が行く可能性もあります。このため周囲に迷惑をかけたくない方や、借金があることを知られたくない方は返済日に請求額を支払うのが最良です。
借金100万円の返済方法は?
消費者金融での限度額はだいたい50万円程度です。これは各消費者金融によっても違いますが、中には30万円を限度額として設定しているところもあります。このため100万円を借り入れるのは、自動車を購入する際のローンを組んだりといったケースです。100万円の借金がある場合、収入に応じて大体2〜5万円を毎月返済している方が多いです。
しかし借金には返済年数で利息が変わるので、少ない支払い金額であればそれだけ利息が増えて元金も減ってしまいます。このためできるだけ多い支払額で少ない年数で支払うことで、少ない利息で返済できます。ですが返済金額は自分の収入から引かれるため、極端に高い支払額を設定すると無理が生じて支払いができなくなる可能性も出てきます。例えば100万円を20%の利息で借金をした場合、年間20万円の利息が発生します。
少ない利息で抑えるのであれば1年ローンが理想ですが、それだと月約9万円の返済が発生します。なんとか支払えそうな月5万円の返済でも2年はかかるので、合計支払額が140万円となってしまいます。できることなら月5万円の返済が理想ですが、それには仕事を掛け持ちして収入を増やすなどで、できる限り自分のできる範囲でやりくりしていくのが良いです。他にも金利は銀行などが運営しているカードローンが安いです。
消費者金融で高額な金利を払うのであれば、純粋に銀行のローンを利用した方がお得です。
借金を賢く返済するコツ
では100万円の借金をより賢く返済するにはどうしたらよいのでしょうか。まず知っておきたいのが繰り上げ返済です。これはある程度まとまったお金ができた場合に返済へ回すことによって、月の返済がしやすくなる方法です。例えば残金50万円があり、20万円のまとまったお金があった場合すべて返済に回します。そうすると残りの30万を返済すればいいのです。
これは月の支払い金額をそのままで返済期間を短くし、返済をより短期間にできます。この繰り上げ返済は利息が一切かからないので、毎月返済するよりも最終的に利息を一気に少なく抑えることができます。このためボーナスなどがある場合は、できるだけ返済に回した方が得なんです。もちろんこれは、返済日をしっかり守って支払いをすることが最重要課題です。
あとは自分の借金がいくつあり、毎月いくら払っているのかをしっかり把握しておくのも賢く返済するコツの一つです。特に借金を複数にしている方は、自分の借金額を知らないなんて方も多いはず。これ以上借金しないためにも、現在の借金を把握しておく必要があるのです。因みに延滞金は利息よりも高く設定されており、3カ月以上の延滞だとブラックリストに登録されてしまうので注意しましょう。
まとめ
借金は複数に借り入れてしまうと、それだけ返済金も膨れ上がります。しかし100万円の借金額であればコンスタントに返済していけば、無理なく借金を完済できます。そして利息分をできるだけ抑えて支払うことで、より賢い返済ができます。無理なくしっかり返済するためにも、計画性のある支払いが重要です。