自分が使ったお金を管理するために家計簿をつけている人も多い場合もありますが、この家計簿における項目をどのように分類するのかというのは1つのポイントになります。細かすぎても、大雑把すぎてもいけません。この記事では家計簿を記録する際にも効率的に記録でき、一覧にして分析する際にも効果的な項目分けを考えていきます。
目次
家計簿の項目の基本
家計簿の項目分けの基本!大きな項目は4つしかない
さて、家計簿の項目をどのように分けていくかについてです。家計簿の項目は最も大きなくくりで考えると4つの項目しかありません。それが、収入、固定費、変動費、貯金の4つになります。家計の費用をざっくりと一覧にして確認する場合には、この4つに分けて分類すれば問題ありません。ただし、もう少し細かく支出内容を分析したい場合、これらの4つの項目の下に個別の項目を設けることになります。
ポイントは貯金という項目があること
さて、さきほどの4つの項目についてですが、企業の財務諸表などをチェックしても収入、固定費、変動費という3つの項目は設けられています。しかし、貯金という項目は企業の財務諸表にはありません。この貯金という項目があることが役に立つ家計簿にするためのポイントになります。家計簿に貯金という項目を設けることで、自身がどのくらい出費を節約して貯金に回せているかが分かるようになります。
家計簿に設けるべき項目
家計簿に設けるべき個別項目
ここからは先ほど述べた4つの項目の下に設けるべき個別項目について見ていきましょう。基本的には収入に関しては副業などをして副収入が無い限りは分けて管理する必要はありません。また、貯金に関しても特に個別の項目を設ける必要はなく、貯金という項目1つで管理すればよいものになります。したがって、個別項目を設けるべきは変動費と固定費という大項目になります。
変動費に設けるべき個別項目
まずは変動費に設けるべき個別項目についてです。変動費に設けるべき個別項目を一覧にするなら、次のものがあります。それが食費、衣服費、水道光熱費、医療費、生活用品費、通信費、交通費、教養娯楽費、交際費、その他支出です。一般にこれだけの項目をそろえていれば変動費の項目としては過不足は無いでしょう。特に食費、衣服費、水道光熱費、通信費、交際費といった個人差が大きい項目はチェックしておきましょう。
固定費に設けるべき個別項目
そして、固定費に設けるべき個別項目についてです。固定費に設けるべき個別項目を一覧にするなら、次のものがあります。それが住居費、保険、税金という支出になります。変動費と比較すると、固定費の項目はシンプルになります。ただ、貯金をしたいとか、家計を見直したいと考えた場合、最初に手を付けるべきはこの固定費になります。固定費を削減することに成功すれば、一気に支出を減らすことも可能になります。
家計簿でどの項目に入れるべきか迷う費用
家計簿で分類に悩むことが多い教育娯楽費と交際費
上記では家計簿において必要となる項目について見てきました。ただ、実際には家計簿に分類する場合にどの項目に当てはめればよいのか迷ってしまうケースもあります。そのようなケースの代表例として「教養娯楽費」と「交際費」があります。「教養娯楽費」というのは家族の親睦などの目的で出費したものになります。他方、「交際費」というのは仕事の付き合いや地域の付き合いなどを深めるための出費と考えます。
家でホームパーティーをした場合の費用
ひと昔前は引越し業者の見積りをいくつも比較するのは手間のかかる作業でした。しかし、最近はインターネットで引越し業者の見積もりを一括で行うことができるサービスが提供されています。このようなサービスを使って、まずは引越しの見積もりを取ってみるようにしましょう。
冠婚葬祭の費用
また、家計簿をつけ始めたときに分類に迷うことが多い費用に冠婚葬祭費があります。この冠婚葬祭費に関しては自分が出費した場合は「交際費」になります。では、自分がもらった場合はどうなるでしょうか。この場合は当然収入の項目に入りますが、普通の給料などの収入と混じるのが嫌な人は別項目という形で、収入に「臨時収入」といった項目をつくってもいいかもしれません。
おすすめの家計簿アプリ
家計簿アプリのマネーフォワード
さて、上記では家計簿の項目について見てきました。上記で述べたのは一つの例になります。他にも家計簿の項目がしっかりと最適化されている家計簿アプリも多くみられます。そのようなアプリの中でおすすめのものはマネーフォワードというアプリになります。このアプリはレシートを撮影するだけで家計簿への記録を残すことができたり、クレジットカードの履歴や銀行の口座の動きなどを自動で読み込む機能も持っています。
まとめ
上記の文章では家計簿に設けるべき項目について見てきました。特に家計簿の内容を一覧にして分析する場合などには、最適な項目数に分類されていないと、分析がうまく進みません。上記を参考に家計簿の適切な分類を考えてみましょう。