日々生活を送るには食費や光熱費など毎日のように費用が掛かります。それらを1週間や1カ月単位でおおよその平均を算出しておくだけでも、毎月の生活費として予定を立てることができるので、さまざまな効力を発揮してくれます。今回は生活に必要な費用である、家計費の平均についてまとめていきます。
家計費はどこまで含まれるのか
家計費とは、私たちが日常的に生活する上での費用のことを指します。お仕事やバイト、パートといったさまざまな雇用形態で得た収入に対し、生活を維持するために必要な支出をまとめたものが家計費です。例えば料理をするのでも食材を購入したり、調理するための光熱費が発生します。自宅でインターネットをするのにも費用がかかり、これらを家計簿に毎日記入していけば週や月、年間の平均を割り出せます。
家計費の平均を割り出すには、内訳としてどんな項目が必要なのかを知っておきましょう。まず家計費の内訳として大幅を締めるのが居住費です。これは賃貸や戸建てなどの住まいにおいて必要な費用のことです。次に食費ですが、これは私たちが生きる上ではかならず必要な食事に関係する費用です。この場合自炊を行っていれば購入した食材の費用ですが、外食をした際の費用も含まれます。
そして生活を送る上で欠かせないのが、電機や水道の費用です。これらは合算して水道光熱費として計上します。他にも日常的に必要なものがあったり、好きな洋服を購入する際の費用は被服費、日用、雑費家計費の内訳に加わります。そして時には遊んだり自分にとって楽しいことにもお金を使います。これは趣味・娯楽費や交際費として計上します。これらをすべて差し引き、残った分を貯蓄として回して家計費の内訳に加えます。
毎月の収入としてお仕事やパートなどで稼いだ金額に、家計費をしっかり当てはめていけるようになると個人の資金運用もスムーズに行えます。
家計費の平均は家族の人数によっても違う
これら家計費はもちろん家族の人数によっても違いが出てきます。例えば一人暮らしにかかる家計費と、夫婦二人暮らしの家計費だと単純に2倍かかります。しかし二人暮らしであり、なおかつどちらも収入があればそれだけ余裕のある暮らしができるので、一人暮らしよりも一つの費用においてもかける金額が多くなってきます。そして子供が二人いる家族4人の状態だと、夫婦二人暮らしの家計費から教育費が含まれてきます。
これは主にお子さんが幼稚園から学校を卒業するまでに必要な経費で、給食費や学校の授業に必要な教材の購入なども含みます。他にもお子さんの年齢に合わせて、食費や光熱費といったものも比例して必要になってくるでしょう。教育費においてはかかる費用も毎日ではないので、家計簿を毎日つける方は月末にまとめて記入しておくのもよいです。家計費は毎日家計簿に記入して、初めて算出できる数字です。
このため毎日の積み重ねが必要ですが、近年は好みに合わせて使いやすい家計簿も販売されています。これらをうまく活用して、しっかり家計簿を記入していくことが大切です。そしてはじめは、家計費の算出を面倒と感じることもよいでしょう。毎日行うことで慣れてくるので、それまで面倒と感じていた家計費の算出も徐々に楽になってくるはず。
しっかり家計費を割り出すことで、これからの生活をどのように送るかなどの指標にもなるので、できる限り続けるのがおすすめです。
家計費の平均を知っておくと節約や貯蓄につながる
では家計費の平均を知っておくのは、どんな効果へとつながっていくのかも知っておきましょう。まず家計費は生活に必要な費用を細かく割り出します。このためそれまで気にしていなかった費用が、どの程度かかっているのかというのを改めて知る機会が生まれます。これは自身の頭の中でおおよその費用を割り出していても、実際に家計簿で正確な数字を出してみるのとでは大きなズレが生じているのが解ります。
こういった生活における各費用を細かく算出しておけば、細かな調整も行えるようになってきます。例えば今月は外食が多く食費がかかりすぎたので、来月は抑えめにしておくといった具合に、できる限りかかる費用を押さえていけるのです。これは最終的に毎月の貯蓄が多くなることにもつながり、個人や家族での資産運用もしっかりできてきます。
そして家計費の平均を知っておけば、毎月の収入に対しての支出も大まかな数字をすぐに割り出すことができるので、突然の出費にも対応できます。
まとめ
家計費は10種類以上の内訳項目に、それぞれかかった費用を当てはめていけばいいのですが、平均を割り出すには毎日の家計簿記入も重要です。面倒と感じることも多々ありますが、家計費の算出を実践しておくことで貯蓄をコンスタントにできるので、将来を考えて今からでも取り入れていきましょう。