お金の教養

適当じゃ貯まらない! 共働きの貯蓄計画をしっかり立てよう

夫婦の貯蓄計画、きちんと立てられていますか? 稼ぎ頭が夫だけならば、毎月決まった額を貯蓄に回し、残ったお金で生活をすれば良いわけですが、夫婦が共働きともなるとそう単純な話ではなくなります。このトピックでは、共働きの家庭が円満に生活と貯蓄を両立させるためのポイントをまとめました。

夫婦のライフプランを立てる・共有する

結婚をした時、子どもが生まれた時、妻が働き出した時・・・そういった節目で収入や生活環境は変化していきます。できればその都度ライフプランを確認し合いましょう。状況によっては立て直しが必要になってくるかもしれません。お互いが忙しい中であっても、お金のことについてはきちんと話し合い、思いを共有する時間をとるのが理想です。

いつまでにどれくらいのお金が必要になる?

5年後、10年後のこと、想像できますか? 子どもができて大きくなっていく過程で、どれほどのお金がかかるか把握していますか?今の暮らしが一杯いっぱいでそんなことを考える余裕がない、という人も多いでしょう。でも今しっかり計画を立てておかないと、いざという時に「全然お金がない!」という事態になりかねません。貯蓄は何より計画が大事。そして計画を立てるのに必要なのが目標の設定です。何年後にどれくらいのお金が必要になるか、紙に書き出すなどしてきちんと視覚化してみましょう。

計画は現実的? 貯蓄平均額は収入の2割

目標を立てるといっても、やみくもに期間や金額を設定しても意味がありません。例えば5年後にマイホームを手に入れたいということであれば、都内で土地込5,000万円はかかるでしょう。現在貯蓄額が0円だとして、5年後に5,000万円貯めるには1年で1,000万円、1か月で84万円は貯蓄しなければならない計算になります。この場合は期間をもっと長めに設定するか、頭金500万円程度を目標にした貯蓄計画が妥当なところでしょう。

家計管理の方法を決める

しっかりとした計画を立てたら、次は具体的な家計管理を実践しましょう。共働きの場合は世帯収入は多いのですが、管理の仕方次第では貯蓄効率に雲泥の差が出ます。お互いの性格やプライベートにおける趣味などを考慮して、より自分たちに合った方法で管理していくこと。そうでないと、長続きせずにお金だけではなく不満も溜まっていき、いずれは破綻なんてことになりかねません。では、共働きの家庭が家計を管理していく方法として考えられるものをいくつかご紹介します。

共通の口座を作る

共通の口座を作り、二人の給与がそこに振り込まれるようにしておき、貯蓄額を除いた収入を生活費やおこづかいなどに割り振ります。この方法のメリットとしては、きちんと続けられれば確実に貯蓄目標金額を達成できるということ。デメリットとしては、定額のお小遣い制となるので、不満を感じやすくなるということが挙げられます。特に収入の多い方にはお小遣いも多くするなどして、平等性を損なわないような工夫が必要でしょう。

収入は個々で管理し、生活費は出し合う

貯蓄額は不透明になりますが、お互いに不満が出にくいのがこの方法です。生活費の負担を収入に応じた割り振りにすれば、なお円満にことが進むでしょう。しかし冒頭の通り家庭全体での貯蓄額がわかりづらく、ふたを開けてみたらまるで貯蓄できていないといった事態に陥りやすいのもこの方法。定期的にお互いの貯蓄額を共有し、計画に基づいた管理ができているかを確認し合う必要があります。

収入は個々で管理し、生活費+貯蓄分を出し合う

上記の方法では貯蓄額の不透明性がデメリットでしたが、その点を改善したのがこの方法。生活費だけではなく、貯蓄に充てるお金も二人で出し合い、共通口座に貯めていくことで、確実に計画通りの貯蓄を達成できます。貯蓄額の負担を収入に応じた割合に設定しておけば、収入の少ない方から不満が出ることも考えにくいでしょう。併せて定期的に生活費を見直すなどの工夫をすれば、なお貯蓄効率は上がります。

共働きの二人が抱えやすい問題

収入にゆとりがあるがゆえに無駄遣いが増える

買い物をする機会の多い妻側が、独身時代にバリバリ仕事をこなして自立した生活を送っていた場合に起こりやすい問題です。経済的に自立している人は「安さ」への執着が薄くなりがちで、特に忙しい人ほど「安さ」よりも「時短」のメリットを選択しやすい傾向にあります。例えば、毎日フルタイムで仕事をしていると、食事やお弁当の準備が億劫になりますよね。そういう人は自炊の方が経済的だとわかっていても、お惣菜や外食にかけるお金が増えていくことになるわけです。

負担が偏らないように工夫することが節約への近道

共働きの妻は専業主婦と比べると明らかに自由になる時間が少ないので、使えるものは使って楽したいという気持ちはわかります。でも、食費・外食費は節約の成果が現れやすいカテゴリー。休日に作り置きをしておくなどの工夫をして、出費を抑えましょう。また妻だけが家の中のことを抱え込まないよう、夫に協力を仰ぐことも大切です。共働きしているのですから、お互い様という感覚で家事を分担していけたらいいですね。

まとめ

自分の家庭に合った家計管理方法は見つかりましたか。大切なことは、お互いがきちんと納得した上で計画を進めていくこと。そのために、生活がカツカツになるような無理のある計画は決して立てないこと。そして定期的にお金に関して意見交換できる機会を設け、どちらか片方に不満が溜まるような状態を回避すること。お互いのことを気遣いながら、二人で立てた目標に一歩ずつ近づいていけたら素敵ですね。

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