家計管理

手取り月給50万円でも貧乏?その家計の特徴と改善策は?

通常月給が手取り50万円と仮定するとボーナスがなくても手取り年収は600万平均に換算されます。やっと緩やかに不況から脱却してきた世上からすると高い給与をもらっていると捉える人が多い額です。しかし、手取り50万もらっても貯金が少ない家庭もあるようです。そんな手取り50万円世帯の、理想の家計を築くコツについてご紹介します。

稼いでいるのに貯蓄の少ない家計の特徴とは?

単身世帯や夫婦世帯で自由なお小遣いが多いのはNG

世帯月収が多いと、生活費を先に夫婦共通の財布に入れ、その残りは小遣いとして使用するパターンの家計に陥りがちな傾向にあります。単身世帯であればなおさら、小遣いと生活費の垣根が低く、小遣いを仮に使い過ぎても、食費などで調整すればよいか、と考えがちの人が多いようです。このような家計では毎月の固定費に対する変動に対応しにくく、結果稼いでいるのに固定費の支払い時期にはカツカツになってしまう可能性も高いでしょう。まずは細かなシミュレーションをし、小遣いの上限を決めることが大切です。

ご褒美が多い人はお金が貯まらない

稼いでいるのにお金が貯まらない人の特徴として、「ご褒美が多いこと」もあげられます。○○の商談がうまくいったという特別感の高いものから、今日は仕事で残業したから、と比較的よくある努力にもご褒美を与えようとします。もちろん適度なご褒美制はモチベーションアップには効果がありますので、全てが悪というわけではありませんが、できるだけ特別感の高いもの以外はご褒美制度を控えることが必要です。また、ご褒美制の好きな人はお金を使用する趣味や買い物、外食などが多くなりがちな点にも注意しましょう。

人付き合いにも上限を設けることが大切

高額の給与を受けるためには接待や人付き合いが多いこともあるでしょう。しかし、その人付き合いにもいくらでもお金をかけようと思えばかけられてしまいます。貯まる家計を目指したいなら、人付き合いの上限を設定することが重要なポイントになります。明確な金額設定はその人の仕事状況などにもよりますので一概には言えませんが、できるだけ毎月一定額に収まるように、多くても収入の1割以内に収めることがよいでしょう。

生活費の目安、必要なお金の把握ポイントとは?

生活費を見直すポイント、まずは食費から

理想の家計として、家賃は手取りの25%、食費は10〜15%に収めることが大切と考えられています。この点から見ると、家賃は125,000円、食費は5万円以内に収める形となります。子供がいる場合は食費が5万円を超えるケースもあるでしょうが、単身世帯や夫婦世帯でこの額の食費を使用している場合は、食費がまず見直しの対象となります。夕食は一回の単価が高いので気づきやすいものの、ランチや休憩時の缶コーヒーなどは細々とした金額がかさんでいることに気づかない人も多いものです。

急な出費のためにお金をよけておこう

医療費や冠婚交際費をお小遣いから出費すると、日々のお金に関するサイクルが崩れ、収支が見えづらくなる傾向にあります。そのため毎月1万円程度の余剰金を貯蓄とは別によけておくのがおススメです。最初は積立のお金が大変だと思うかもしれません。ですが、余剰金を積み立てるクセをつけると、貯金のためにお金をよけることも楽なイメージを持てるようになります。

いざ貯蓄!1,000万円を目標にお金を貯めるポイント

ボーナスもうまく活用し、毎月給与の2〜3割を貯蓄に

手取り50万世帯なのに貯蓄がゼロもしくは少ない人は、10年以内に1,000万円貯めることを目標としてみましょう。この1,000万円という額は、金融広報中央委員会が調査した「貯蓄があると答えた世帯」の貯蓄額における中央値です。毎月10万円ずつ貯めたとすると約8年強で達成できることになります。毎月の予算がそれほど取れない場合はボーナスを日々の経費のために使用せず貯金に回すというのもひとつです。

貯蓄が難しい人は不動産収入などにシフトするのもひとつ

地道に節約し貯蓄をするのが難しいと考える人は不動産収入のための購入資金に充てるのもひとつの方法です。実際に手取り年収500万円を境に不動産投資やFXなどの「お金を増やす」ことにも目を向ける人が多くなっています。ただし、不動産収入やFXには必ずリスクが伴います。節約をすることが苦手だったとしても、このメリットデメリットの基礎知識はきちんと学ぶ必要があると心得ましょう。

まとめ

手取り50万世帯の家計の動向として一番着目したい点は「豪遊グセ」があることです。この豪遊グセは外食に始まり、洋服や趣味などの多岐にわたる人が大半を占めます。趣味などに使うお金を、まず一度全て洗い出し、本当にその使用方法が適切かを見極めることが大切です。

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