政府による2015年の家計調査によると、一人暮らしの食費の平均は月額40,202円でした。収入によって個人差はあるでしょうが、食費は家計の中でも比較的節約しやすいので、少しでも食費を減らして貯金に回しましょう。そこで、一人暮らしにおすすめの食費の節約術をご紹介いたします。
目次
自炊をして食費を抑える
安い食材を購入する
自炊で食費を節約するには、なるべく安い食材を購入するのがポイントです。業務用スーパーで容量の多い食材や調味料を買ったり、スーパーの特売日にまとめ買いしたり、お得に食材を購入しましょう。また、食材でも安くて使い勝手の良い食材を選ぶのもおすすめです。例えば、鶏肉であればもも肉よりも胸肉を選んだり、野菜であればもやしやニンジンなどを選んだりと、食費を少しでも安く抑えられます。料理のアレンジがしやすい食材を選ぶのもポイントです。
食費節約レシピを活用する
食費を節約するために自炊を行う場合、一人分だけを作るのではなく、数日分の量を作って冷蔵庫で保存するか、冷凍して保存しておくと毎日作る負担も減るので一石二鳥です。食費節約レシピとしておすすめは、少ない食材でも美味しく作れるカレー、単価が安いパスタ、肉よりもヘルシーで安い豆腐ハンバーグ、野菜の中でも安くて便利なもやしの炒め物などがあります。食材を組み合わせて安くて美味しいレシピを考えられると、食費の節約と同時に料理の腕も上がりますよ。
ご飯は冷凍保存する
一人暮らしならご飯も毎回炊く必要はありません。ご飯は一度にまとめて炊いて、食べない分は冷凍保存しておきましょう。そうすれば、数日分のご飯を炊く必要がなくなり、食べるたびにレンジでご飯を温めればすぐに食べられるので便利です。また、ご飯を毎回炊かなくなると、炊飯器の使用回数も減るので、食費の節約だけでなく光熱費の節約にもなるのでおすすめです。
自炊する余裕がない場合の食費節約術
マイボトルを持参する
一人暮らしをしていると飲み物はコンビニや自動販売機で買っている方も多いのではないでしょうか。特に500mlのペットボトルはコンビニでも自販機でも高くつくので飲料代だけでも食費がかさむ原因になります。毎日飲むお茶は、自分でお茶パックを使って作るのがおすすめです。冷蔵庫にお茶を常備しておけば、外出時にマイボトルに詰め替えて持参できるので経済的です。マイボトルにお茶だけでなく、好みに合わせてコーヒーや紅茶を入れて持参するのも良いでしょう。
冷凍食品を活用する
一人暮らしでも仕事でどうしても帰宅時間が遅く自炊ができないという方は、冷凍食品を活用するのも食費の節約におすすめです。冷凍食品はものによってお惣菜よりも安い場合もあり、業務用スーパーなら容量が多いので数回に分けて食べられます。レンジでチンするだけなので、調理時間もかからず便利です。また、冷凍食品も品数が豊富なので選ぶのも一つの楽しみになりますよ。
実家に頼る
一人暮らしでも実家が近い場合、週末や仕事が早い時間帯に終わった時などに実家で家族とご飯を食べるのも食費の節約に効果的です。家族との団らんの時間にもなりますし、食べ慣れたおふくろの味でお腹も満たされます。また、実家が遠くても、実家から季節の野菜や食料のおすそわけがもらえる場合もあるので、食材を購入する負担も軽減されます。
外食を控えれば簡単に食費節約ができる
ランチはお弁当を持参する
一人暮らしで自炊をしている方なら、夕食の作る量を多めにして、翌日のお弁当のおかずにするとランチ代の節約になります。カレーなどの汁物の料理でも密閉されたタッパーに入れてご飯も持参すれば、会社のレンジで温めて食べれます。自炊で作り置きしているものや冷凍保存しているものを組み合わせてお弁当箱に詰めれば、出勤前の朝でも簡単にお弁当の準備ができますよ。
無駄な外食を減らす
自炊が面倒だから、今日は外食で済まそうという理由で外食の回数が増えていませんか。面倒だから外食することが習慣になっていると、食費で家計が圧迫されてしまいます。自炊ができなくても、仕事帰りにスーパーでおつとめ品になっている惣菜やお弁当を購入するだけでも、外食するより食費が安くつくのでおすすめです。無駄な外食を極力減らせば、食費も軽く数千円は浮きますよ。外食をするのであれば回数を制限したり、友達や会社の付き合いのみにしたりするなど、自分のルールを決めてみるのも良いでしょう。
まとめ
一人暮らしの食費は、自炊を心がけて外食の回数を減らせばすぐに節約できます。自炊ができなくても冷凍食品や飲み物を持参するだけでも月々の食費を抑えられます。少しの手間を惜しまずに工夫することで食費の軽減につながるので、ぜひ自分に合う食費の節約術を試してみてください。