DIYで棚を作るとなると、ホームセンターで材料を買って作るイメージですが、実は100均の製品で簡単に作る方法があります。一部の材料は100円以上のものもありますが、普通に買うより安く揃うので、ちょっとしたものを作る時には100均を活用してみましょう。
目次
棚作りにオススメの材料
100均のすのこを活用しよう
100均ショップでは、色々なサイズのすのこが売られています。正方形に近いものから、長方形まで揃うので、角材を切ったり板材をカットしたりしなくても組み合わせるだけで形が作れます。一般的な棚を作るなら、上下に2枚、壁として3枚用意すれば良いので、集めるのも簡単です。ある程度大きなものを収納するなら組み合わせるだけで十分使えますし、小物を収納したいならプラスチック製のカゴを組み合わせると良いでしょう。
すのこの組み合わせも100均の商品で
板を組み合わせるとなると、釘や木ねじを使うことが多いですが、こちらも一回使う程度なら金槌やドライバーごと購入できます。他にも、工具を使うのが面倒なら、結束バンドで固定する方法があります。こちらも100均で手に入りますし、使わない時は結束バンドをカットするだけで解体できるので、すのこを再利用することもできます。
他に使える材料はある?
サイズは限られますが、天板をまな板にする方法もあります。まな板を使う場合にはタイラップで固定できないので木ねじや釘を使う必要もありますが、きれいな板なので見た目も良くなります。他にもキッチン用品をつり下げたりするのに使う金網を組み合わせて棚を作るやり方もあります。
見た目にもこだわった棚を作りたい時は
ペンキで塗装してみよう
ダイソーなどの100均ではなんとペンキも売られています。もちろん刷毛やローラーも用意されているので、比較的安く塗装することができます。塗り方は2度塗り、一度塗りの両方に対応しているので、好みの色になるまで塗り重ねてみても良いでしょう。すのこを使った場合は、元々表面がきれいに処理されているので、塗装がしやすいのも利点です。使った後は道具を溶剤で洗浄しなければいけませんが、こちらも販売されているので安心です。
初心者にオススメのアクリルスプレー
初心者にも使いやすく、片付けも簡単なのはスプレータイプのアクリル塗料です。乾燥する前なら水で洗い流せますが、木の場合は染みこんでしまうのであまりきれいには落とせません。しかし、気に入らなければ重ね塗りもできるので、満足するまで塗装しましょう。
仕上げにはニスを塗ろう
アクリル塗料で塗装した場合には、仕上げに木工用のニスを塗りましょう。塗装してそのまま使っていると、ちょっとした擦れなどで色が剥がれてしまうことがありますし、場合によっては水分でシミができてしまうこともあります。もちろん塗装をせずにニスだけで仕上げるのもオススメです。重ね塗りをすることで好みの木目を出せるので、派手すぎないシックな仕上げができます。
金属を塗装するならラッカー塗料を
金属製の網を使って棚を作った時や、金具などを取り付けた時にはラッカー塗料がオススメです。販売されているものはスプレータイプが多いので、塗装が簡単なのもポイント。ただ、乾燥するスピードが速く、一度吹き付けてしまうと修正が効かないので、塗装の際には塗りむらを作らないように気をつけましょう。
棚をDIYで作る時に注意すること
どんなものを作りたいかはっきりさせておく
棚やボックスが欲しくてDIYをする場合、材料を揃える前にどんなものが欲しいのかはっきりさせておきましょう。適当に材料を見て作るというのは熟練していないと難しいので、買い物の前に必ず図面を引き、作るもののイメージを固めておくことが大切です。寸法についても、置きたい場所のサイズをしっかり測っておき、それにあった材料を探すようにしてください。測定に便利なメジャーも100均で購入できます。
使い終わったすのこを処分する時は
棚が必要なくなって廃棄する時には注意が必要です。地域の収集ルールにもよりますが、家具として廃棄費用がかかる場合があるため、前もって分解して燃えるゴミや木ゴミにした方が良いでしょう。タイラップで固定しているならカットするだけで分解できるのですが、すのこも大型ゴミとして処分費用が必要なこともあるので、完全に分解してしまった方が安心です。分解に必要なハンマーやノコギリ、釘抜きなどは100均で揃えられるので、あまり工具を利用しないのなら十分です。
まとめ
DIYは作る人のイメージが大切です。きちんと完成図のイメージができていれば、100均の材料だけで作っても素敵な棚が作れます。木工になれている方なら、すのこを分解して材料として利用する方法もあります。色々工夫して、自宅にぴったり合う素敵な棚を作りましょう。