長距離移動に便利なのが新幹線です。しかし、便利なのは間違いありませんが、コストが高くついてしまうのが困りものです。しかし、新幹線を早めに予約する事でチケットを安く手にすることができるのをご存知でしょうか。今回は、新幹線の早割についてピックアップしてお伝えしようと思います。早速見てみましょう。
目次
各JRの早割サービス
JR東日本の場合
JR東日本の場合、「お先にトクだ値」というサービスを行っています。ネット限定のチケットで東北や山形、秋田、上越、北陸などの各新幹線で利用することができます。利用日の1カ月前から13日前の午前1時40分までにネットの「えきねっと」で予約・購入する事で利用することができます。割引率ですが、列車により違いがあるようで、東北・北海道新幹線はやぶさの場合、東京から新青森(乗車券+特急券普通指定席)で25%の割引を受けられます。割引率が高いものだと35%近く割引を受ける事ができます。
JR西日本の場合
JR西日本の場合、「トクトクきっぷ」というサービスを行っています。こちらもJR東日本と同様でネット限定のチケットになっています。ただし、予約が利用日の1カ月前から14日前と東日本より1日早めに予約しなければならない点に注意が必要です。こちらの場合も、列車により割引率が変化しますが、30〜35%近く割引が適用されます。
JR東海の場合
JR東海の場合には、「エクスプレス予約」、「プラスEX」、「お得なきっぷ」という3種類のサービスを行っています。路線でいうと新幹線のぞみ、こだまに適用される早割です。「エクスプレス予約」と「プラスEX」の利用には年会費がかかってしまいますが、3日前までの予約で使用でき、グリーン車を使用できる利点があります。対して、「お得なきっぷ」7〜21日前の購入が必要ではありますが、有効期限が7日と利用価値は大きいものとなっています。
JR九州の場合
JR九州の場合は、「JR九州インターネット列車予約」というサービスを行っています。主に、九州新幹線や山陽新幹線に適用されるサービスです。予約は利用の3日前からできるものと7日前からできるものとあり、全てネットで行うことができます。ます。割引率は7日前から予約できるものの方が大きく、区間によっては半額近くになるケースもあります。更には、予約の受け付けを24時間行っている点も魅力の一つです。
割引以外でのメリット
時間が節約できる
各JRで共通しているのがインターネットでの予約であるという事です。ネット予約は利便性が大きく、窓口で切符を購入するときの時間のロスが少ないです。もちろん、ネットでも慣れていない場合には時間がかかってしまいますが、隙間時間で行えるのは大きな利点でしょう。また、JR九州の場合には24時間予約を受け付けており、時間的な利便性はかなり高いものになっています。
予約が早めに行える
新幹線の予約開始は、通常は1カ月前からがほとんどです。しかし、インターネットを介しての予約だとそれよりも約1週間前から予約ができるケースがあります。早割を利用の場合のほとんどがインターネットでの予約ですので、早めに予約したい場合には便利でしょう。ただし、早割の場合には、早割の枠が決まっているので激戦区の場合には埋まってしまってしまうのが早いので、必ずしも予約でとれるわけではない事を覚えておいてください。
使用の際のデメリット
最初は少し手間がかかる
早割を使う上で少し面倒なのが、初期の会員登録です。どのJRでもネット会員にならなければ早割を使うことができないので、最初だけ手間が少しかかってしまいます。また、基本会員になる年会費は無料ですが、JR東海の「エクスプレス予約」、「プラスEX」の場合などでは費用がかかってしまう事に注意が必要なので事前確認が必要です。
JR各社でサービスが違う
JRは国営から民間に経営が移った経緯もあり、似た名称なのに中身は全く違うものになっています。そのため、事前予約の日数が違ったり、予約受付時間が違ったりとするので間違えてしまうと最悪きっぷを買えないなんてことになりかねません。事前に自分が利用するJR線はどれなのかを確認し詳細を確認する事をお勧めします。
まとめ
今回は、各JRが行っている新幹線の早割と早割のメリットとデメリットについてもご紹介いたしました。各JRでサービスが違う点など注意が必要ですが、デメリットを考えてみても基本的にはお得なサービスだと言えるでしょう。