生活費の中に必ず毎月必要になってくる光熱費。なかでも電気は生活するうえで必要不可欠な存在ですよね。自分の家庭の電気料金が、他の家庭に比べて多い、もしくは少ないかをご存知ですか?今回は電気料金の全国平均額をご紹介しますので、参考にして自分の家がどれくらい消費しているのか確認しましょう。
目次
電気料金の全国平均ってどれくらい?
何も考えずに電気を使っている人や電気料金をできるだけ抑えようと努力をしている人は、全国の平均額をご存知でしょうか?全国平均よりも下回った電気料金なのに、必死に節電をしている人もいるかもしれません。一度全国平均額を確認してみましょう。総務統計局が調査した、2013年〜2015年の3年間の数値をご紹介します。
2人世帯の平均額
世帯人数が2人の場合、年間電気料金の平均額は、2013年で111,300円、2014年で117,960円、2015年で117,156円でした。過去3年間の統計から平均額を算出すると、年間で115,472円、月にすると9,623円となっています。
3人世帯の平均額
世帯人数が3人の場合、年間電気料金の平均額は、2013年で130,188円、2014年で136,872円、2015年で135,552円でした。過去3年間の統計から平均額を算出すると、年間で134,204円、月にすると11,184円となっています。
4人世帯の平均額
世帯人数が4人の場合、年間電気料金の平均額は、2013年で141,828円、2014年で145,824円、2015年で142,116円でした。過去3年間の統計から平均額を算出すると、年間で143,256円、月にすると11,938円となっています。
5人世帯の平均額
世帯人数が5人の場合、年間電気料金の平均額は、2013年で150,096円、2014年で162,144円、2015年で164,376円でした。過去3年間の統計から平均額を算出すると、年間で158,872円、月にすると13,239円となっています。
世帯人数と電気料金の関係性とは?
人数が増えると電気料金があがるのはなぜ?
一緒に生活している世帯人数が増えれば、必然的に電気料金もあがってきます。例えば料理に時間がかかったり、ドライヤーの時間が増えたりしますよね。全国平均額を見ればわかりますが、増え幅が大きいのが世帯人数が2人から3人に変わるときです。多くが子どもが増えて3人になるパターンで、このタイミングで広い家へ引っ越したり、育休などで家にいる時間が増えたりします。電気を使う機会が増えるので、電気料金があがるのです。
人数が増えると契約アンペアもあがる
世帯人数が増えれば、電気を使う量が増え、電気料金があがります。しかし電気料金があがる要因は、人数が増えるだけではありません。人数が増えれば、同時に使う電気の量も増えてきます。そうすると、契約しているアンペア数も上げなければいけません。契約アンペア数が上がることで、電気料金の基本料金があがるので、必然的にトータルの電気料金もアップすることになります。
家族構成も電気料金に関係している
電気料金に影響を与えるのは、人数だけではなく、家族構成も関係してきます。全国平均よりも高い人は、これからご紹介する家族構成に当てはまっているかもしれません。電気消費量が高い傾向にある家族構成をご紹介します。
専業主婦が家にいる家庭
家族の中に専業主婦がいる場合、在宅時間が長くなります。買い物やお出かけがあったとしても、毎日家にいないという状況は少ないでしょう。家にいれば、電気をつけたり、テレビをみたり、何かしら電気を使うことになるので、電気料金が高くなります。
赤ちゃんや子どもが家にいる家庭
小さな赤ちゃんが家にいる場合、風邪を引かないようにと暖房をつけたり、加湿をしたり、お湯を沸かしたりとお世話のために電気を頻繁に使います。また、子どもがいる場合も、テレビゲームやパソコン、スマホの充電など、電気を使う機会が多いです。遅くまで起きていることも多く、電気を多く消費する傾向にあります。
高齢者が家にいる家庭
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に同居をしている場合も、消費電力が高い傾向にあります。お年寄りも日中は家で過ごしていることが多く、熱中症を防ぐためにも夏は冷房を使い、冬は電気ストーブや電気カーペットなどを使うのです。マッサージチェアを置いている家庭もありますよね。また、朝早くから行動する人が多く、朝方から電気を消費しています。
成人している家族が多い家庭
家族の中で、子どもも成人しているなど、成人している人が多い場合も、電気消費量が高い傾向にあります。各個人の部屋にTVが置いてあるなど、TVの台数が2台以上で、同時につけている家庭が多いのです。
まとめ
電気料金の全国平均額は、ご自分の家庭の電気料金と比べていかがでしたか?上回っていた場合には、節電方法を取り入れたり、電気プランの見直しをしてみましょう。下回っていた場合は、無理に節電している箇所は、少し緩めてもいいかもしれませんね。参考にして、今後の電気の使い方に活かしてください。