老後資金

独身男性なら60歳までに貯めておきたい老後の必要資金について

安定した仕事がある独身男性であれば普段あまり心配していないでしょうが、老後に向けてきちんと必要資金を貯蓄できていますか?貯蓄に関しては自分ひとりで考えて計画的に行っていく必要があるので年収以上に個人差がつきやすいです。アンケート調査に対して「貯金が無い」と回答した40代男性の割合が40%を超えているのも気がかりですね。

独身男性の老後の必要資金はどのくらいですか?

独身男性は寿命が短いって本当?

独身男性の老後の必要資金について考える際には、「自分があとどのくらい生きるのか?」という平均余命を知っておかないと、基本生活費も年金額も算出できません。生涯未婚者は男女ともに「平均寿命が短い」です。40歳時点で独身(それまで結婚したことが無い人)であった場合、未婚男性は70.42歳に対して、既婚男性は79.06歳ですから、約8年〜9年、独身者のほうが早く亡くなる傾向があります。ただこれは生涯誰とも結婚(離婚)しなかった男性の数字ですから、50歳で結婚すればまた異なってきます。

他の独身男性は老後の必要資金をどのくらい貯めているんだろう?

お金には色がついていないですから、老後の必要資金であっても他の使途目的のお金と一緒に貯金されているはず。40代以降の独身男性の平均貯蓄額を見ますと、40代で1,200万円、50代で2,000万円、60代以降で1,700万円…というデータがあります。しかしこれはあくまで中央値であり、別のデータでは40代から60代まで“貯蓄が無い世帯”が30%を上回っているという数字も。貯蓄額は年収以上に落差がつきやすいですが、正社員男性のもらえる平均退職金も毎年減ってきているという不安要素も。

老後のために資産運用は必要ですか?

基本生活費を見直すほうが現実的

独身男性の場合、稼いだお金は全部自分で遣えるので本気で「老後に向けて3,000万円貯蓄しよう」と決意をすれば、既婚男性よりずっと資産形成に成功しやすいと言えます。むやみにFXだ株だとリスク資産に手を出すよりは家計簿をつけ、自動車関連費用など「固定費を見直す」ほうよいでしょう。独身男女の場合、フルタイムで働いているのなら老後の必要資金に関してはそれほど心配する必要はありません。企業が厚生年金の掛け金を50%は負担してくれますし、1,500〜2,000万円の退職金もあるはずです。

老後への貯蓄が十分ならリスク投資は不必要

年金不安を煽るメディアですが、「投資ブーム」とか、「1億総積立時代」という語も目にします。株が趣味ならともかく、周囲がやっているから老後の必要資金のために株式投資する必要はないと言えます。独立系のファイナンシャルプランナーに有料相談を受けて、95歳までのマネープランをつくってもらえれえば、投資すべきかどうか?プロの意見がもらえるでしょう。それよりも「1か月10万円以内の生活費で満足して暮らしていける独り暮らしスキル」「簡単で健康な自炊スキル」の方が、この先役に立つスキルです。

「男おひとりさま」がよく買っている金融商品

民間金融機関が売っている個人年金保険

老後の必要資金をしっかり貯めておきたいと考える真面目な独身男性が、手を伸ばしやすいのが「個人年金保険」でしょう。「年金」という文字が入っているので、いかにも安心・堅実な金融商品…というイメージがあります。これが実は安全でも堅実でもない“食わせ物”です。民間生保などが競って販売している個人年金保険は、据え置き期間(掛け金を支払い続ける期間)と、リターンを見た場合に、お話にならないほど加入者にとって利益が乏しいです。それに個人年金保険は手数料が異様に高い点も注意(5%〜8%)!

バランス・ファンド

確定拠出年金(DCや401k)に加入する独身男性も増えていますが、確定拠出年金は自分で投資信託を選んで運用する必要があります。どこの証券会社や銀行も数多くのバランスファンドやファンド・オブ・ファンズを取り揃えていて、加入者に対してしきりに「このバランスファンド1本で世界分散投資できますよ」とお勧めしています。しかし独身男性が老後の必要資金をなるべく早く貯めたいと考えるのであれば、リスク許容度の計算が自分でできないバランス・ファンドは投資すべき対象ではありませんのでご注意を。

まとめ

貯金依存症になってしまってはせっかくの人生を生き腐れにしてしまいます。若い独身男性なら自分の魅力を高めるため、仕事をする人としての人的資本をさらに上げるために自己投資も必要でしょう。老後の必要資金を貯めるためにケチケチ節約するのは考え物です。人間関係を豊かにするのにお金を遣うこともまた資産形成の上で大事ですよ。

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