電気料金をクレジットカード支払いにしている人多いですよね。クレジットカードで払えば、ポイントが付与され、確かに電気料金を節約できます。しかし、電力会社によっては、「口座振替割引」を適応している場合があります。実は、電気料金の請求金額によって、「口座振替割引」にしたほうが節約になることが判明!早速確認してみましょう。
目次
クレジットカードポイント還元と口座振替割引の節約術
電気代のなど毎月かかる光熱費、いわゆる固定費を現金払いにしている人は、あまりいませんよね。現金払いだと、何も節約にもなりません。クレジットカード支払いでポイントを貯めるか、口座振替で割引制度を利用するかで、年間の固定費を節約することができるのです。
クレジットカードポイント還元とは
クレジットカードで支払った場合、支払い金額のポイント還元率は、だいだい0.5%から2%です。例えば、ポイント還元0.5%の場合1,000円で5円分のポイントが貯まる計算です。貯まったポイントは、クレジットカード加盟店などで、ポイント支払いや商品交換ができます。
口座振替割引とは
各電力会社で設定されています。仮に東京電力の「口座振替割引サービス」を適応した場合、口座振替に申し込むと初回口座振替で引き落としの際、54円/月(年間648円)割引してくれます。
ポイント還元VS割引制度の勝者は?
実は、月々の電気料金がいくらなのかで、お得な支払い方法が違うのです。どこがボーダーラインなのか、確認してみましょう。一か月の電気料金の実質割引額を、クレジット支払い(ポイント還元率0.5%)と口座振替割引(54円/月)で比較してみます。
電気料金13,000円/月の場合
・クレジットカードで支払う場合:13,000円×0.5%=65円/月(年間780円)還元
・口座振替割引の場合:54円/月(年間648円)値引
13,000円の場合は、クレジットカードのポイント還元の方は、9円/月ほど値引額が高く、お得になっています。
電気料金11,000円/月の場合
・クレジットカードで支払う場合:11,000円×0.5%=55円/月(年間660円)還元
・口座振替割引の場合:54円/月(年間648円)値引
11,000円の場合は、ポイント還元の方は、若干ですが、1円/月ほど値引額が高く、お得です。
電気料金10,000円/月の場合
・クレジットカードで支払う場合:10,000円×0.5%=50円/月(年間600円)還元
・口座振替割引の場合:54円/月(年間648円)値引
10,000円の場合は口座振替割引の方が、ひと月あたり4円ほど値引額が高くお得に。ここがボーダーラインと言えるでしょう。電気料金が10,000〜11,000円以下の場合、口座振替割引の方が節約になるわけです。
うまく使いこなして節約をしましょう
口座振替割引がある電力会社
電力自由化以前は、東京電力や関西電力など全国に10の電力会社がありました。北海道電力、東北電力、沖縄電力を除く、7社が口座振替割引を導入しています。割引制度のある7社は、毎月の電気代により、お得な支払方法を選びましょう。一方、割引制度のない3社は、クレジットカード支払いにすることで節約になります。
クレジットカードの還元率も確認
クレジットカードによって、還元率が異なりますので、上記で計算した通りになるとは限りません。0.5%より高い還元率の場合、更にポイントが貯まりますので、電気代が安い場合でも、クレジットカード支払いの方がお得になる場合も発生します。ただし、還元率の高いクレジットカードは、年会費がかかる可能性が高いですので、新たにカードを作るのであれば注意が必要です。
電力自由化により料金プランが拡大
電力自由化により、従来の電力会社以外に、ガス会社や通信会社などが参入しています。つまり、電力会社の選択肢が増えたことで、自分にあった格安電気料金プランが見つかる場合もあるのです。料金プラン見直しと、支払い方法の選択で、更に節約することが可能となりました。
まとめ
クレジットカード支払いは、ポイント還元で、知らないうちに節約が出来ます。しかし節約術は、他の方法もありましたね。電気料金が高い場合は「クレジットカード」がお得、一方、安い場合は「口座振替」がお得です。この機会に、家庭の電気料金を確認し、支払い方法と料金プランの見直しをしてみませんか。全国の電力会社の最適料金プランを簡易計算してくれるサイトもあるので、簡単に節約が出来るかもしれませんね。