資産運用

株を持っているだけでしっかり節約。押さえておきたい株主優待

NISAが始まって、株式投資をはじめる方も増えてきました。しかし思ったほど株価は上がらず、しかもNISAは買った株式を1度売ると枠を使ってしまうので、何度も売買を繰り返すような取引には向いていません。しかし多くの企業が自社の株主のために株主優待といういわばおまけを用意しています。この株主優待をうまく活用すると、しっかり家計の節約やお金を稼ぐことができます。ここではしっかり稼げる株主優待をいくつか紹介します。

株主優待で家計を節約

毎月の電話代やインターネット代を節約〜ソフトバンクグループ〜

毎月の携帯電話料金やインターネットの料金が家計を圧迫すると感じている人は多いはずです。もしソフトバンクのスマホやタブレットの利用者であれば「ソフトバンクグループ」の株式優待がおすすめです。「ソフトバンクグループ」の株式を100株以上保有している人には、毎月のスマホの基本料金、タブレットの基本料金が1,000円割引に、さらに「ソフトバンク光」などのインターネット回線の利用料も割引になります。

スマホだけでも年間12,000円、フルに使えば年間36,000円程度通信費が節約できることになります。「ソフトバンクグループ」の株価は6,500円位ですから、100株購入するには650,000円が必要ですが、通信環境をソフトバンクでまとめれば、株主優待だけで5%程度の利回りという計算になります。このほかに配当があるので、うまく使うとかなりお得な投資になります。

毎日のお買い物が割引されるイオン

毎日の食品や日用品を購入するスーパーマーケット。もしもイオンやダイエーを日常的に使うのであれば、イオンの株主優待がおすすめです。イオンの株式100株以上で3%など持ち株数に応じて最大7%割引になるオーナーズカードが発行されます。この割引は、通常のイオンカードなどの割引に加えて使うことができます。ただし半期で100万円を越える買い物に対しては割引は適用されません。

例えば毎日2,000円の買い物をする家庭であれば、100株保有で年間約18,000円家計が節約できることになります。イオンの株価は1,500円程度ですから、100株購入すると150,000円程度が必要です。それでも前述の計算のように毎日の買物をイオンを中心にすると株主優待で毎年12%が還元されることになります。

サラリーマンにおすすめAOKIホールディングス

営業職のように毎日スーツを着用するビジネスマンにとっては、高級ブランドのスーツでなくても常に清潔でパリッとしたスーツ姿でいたいものです。そんなビジネスマンにおすすめなのが「AOKIホールディングス」の株主優待です。100株以上を保有すると年に2回、20%割引の「自社グループ買物優待券」が送られてきます。スーツを年に2着購入して年間100,000使うとすると、20,000円の服飾費の節約になります。AOKIホールディングスの株価は1,100程度ですから、年間で18%程度還元されることになります。

換金できる株主優待

チケットショップの人気アイテムANAの株主優待券

ANAホールディングスの株を1,000株以上保有していれば、航空券の株主優待券と自社グループ優待券が年に2回送られてきます。航空券の株主優待券は保有株数に応じて枚数が増えます。この優待券1枚で国内線の正規航空運賃が50%割引になりますが、あくまで正規運賃での割引なので、格安チケットに比べるとそれほど安くなるわけではありません。

しかし、企業では急な出張などが多いため株主優待券はニーズが高く、チケットショップに持ち込めば、有効期間や季節にもよりますが、大体1枚3,000円程度で買い取りしてもらえます。最低の1,000株を保有している場合、年間2枚なので、約6,000円の現金に換金できることになります。

株主優待を利用するときの注意点

購入する株式数の効率を考える

株主優待は、一般に保有する株数が多いほど優待が多く受け取れるのですが、その関係は保有株数に比例しているわけではありません。例えば、「ANAホールディングス」は1,000株単位で4,000株までは年間2枚づつ優待券が増えますが、4,000株を越えると優待券の数は2,000株単位になります。つまり株式購入金額に対して効率がよいのは4,000株までです。

イオンの場合には、保有株数に応じて割引率が増えるのですが、100株以上で3%なのに対して500株以上で4%、1,000株以上で5%です。割引率を1%増やすために株式を購入する金額は5倍になります。このように株主優待はどちらかというと小口で株を保有する方が投資金額に対する還元率が高くなる傾向があります。

名義を分けた方がお得

前述のように株主優待は、できるだけ小口にする方が還元率が高くなります。さらに株主優待が適用されるのは株主に対してだけです。ですから、もしまだ株式購入余力があるのなら、他の家族の名義で購入す事で、株主優待をそれぞれに受け取ることができます。例えば「ソフトバンクグループ」の株主優待のスマホの割引は1つの端末に対してしか適用されません。ですから、株を200株購入するのであれば、自分と家族でそれぞれ100株購入することで2つの端末で割引が受けられるようになります。

まとめ

多くの上場企業が株主優待を実施しています。多くはほんのおまけ程度のものですが、ここで紹介したような企業は株主優待をうまく使うと、株式購入金額に対して還元率がとても有利になります。しかも長期に保有することで継続的に還元されるのでNISA口座にも敵しています。ほとんど利息のつかない銀行に眠っているお金があるなら、こんな風に生かして見てはいかがですか。

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