2016年4月から導入された電力自由化をうけて、現在お使いの北海道電力から乗り換えを検討中の方や、北海道電力の魅力を再確認したい方に知っていただきたい、北海道電力にしかない技術力と、電力プランをご紹介します。
目次
北海道民の生活を支え続ける電力会社
長い時間をかけて培われてきた問題解決力
北海道電力は、雪によって引き起こされる停電を未然に防ぐため、鉄塔の雪を排除する作業や、雪の重みにより起こる送電線同士の接触が起こらないように、難着雪リングと呼ばれる送電線に付着する雪を軽減するものや、送電線のねじれを防止する重りの捻じれ防止ダンパーの開発に成功しました。この開発事業に裏付けられているように、北海道電力は雪国だからこそ起こる電気トラブルと真摯に向き合ってきた企業です。
絶え間ない企業努力
北海道電力は社会の持続的発展のため、火力発電所作動時に排出されてる石炭灰を、土木、建築分野の、セメントに代表されてる資材の原材料として、リサイクルしています。また、風力発電を用いて安定的な電力供給をおこなうため、住友電気工業株式会社と手を組み、変電所に設置した大型蓄電池がもつ調整力の性能実証、制御技術開発をおこなっています。
北海道電力のサービスエリアは北海道全域
サービスエリアは北海道だけです。狭い範囲に聞こえますが、本州で表すと茨城から奈良までの範囲で、これだけの規模を電力自由化までひとつの企業が発電、送電していました。また、サービスエリアを北海道だけに絞ることにより、極寒の地に即した契約プランの提供を可能にしています。
一般家庭向きプラン
1、従来電灯BC
汎用性のあるプランで、24時間一律の電気料金が設定されており、ライフスタイルを問わずにお使いいただます。
2、3時間帯別電灯(eタイム3、eタイム3S、eタイム3M)
1日を3分割して料金設定しているプランで、ふたつのプランでは割引の仕様が異なります。割引の違いから、eタイム3はヒートポンプ暖房、給湯器などの使用量の大きい戸建と、日中の電気使用が少ない戸建を想定したプランとなり、eタイム3Sでは、戸建に関わらずエアコンやIHクッキングヒーターがある使用量の多いご家庭を想定したプランになります。また契約容量の大きい家庭を想定したeタイムMというプランもあります。
オール電化家庭向きプラン
1、時間帯別電灯(ドリーム8)
電気料金の設定を昼と夜のふたつに分けて、夜に電気を使い、日中の使用を減らすほどお得になるプランです。夜間に蓄電できるオール電化世帯を想定しています。
2、ピーク抑制型時間帯別電灯(ドリーム8エコ)
時間帯別電灯の特徴に加えて冬の午後4時から6時までのピーク時に電気の使用を控えると、お得になるプランです。
オール電化対応プランにも、細かくふたつの種類が用意され、具体的に契約者の生活を想定した設定がなされています。長年の電気の使用データがあるからこそ生まれた契約プランです。
雪の多い地域だからこそうれしい融雪用電力
融雪電力とは
冬の融雪のためや、暖房のために用いる電力を安く提供するプランのことで、この融雪電力は、電力自由化にともない新規参入してきた企業では対応しきれていないプランです。他の企業の方が日々の電力が安いからと乗り換えてしまうと、この融雪電力がないために、年間の電気料金で考えると高くなってしまう可能性があります。
雪の多い地域を想定した融雪電力A、B
融雪電力A(ホットタイム19)は、午後4時から午後9時までを除く19時間使用できるプランです。一方、融雪電力B(ホットタイム22)は、午後4時から午後9時までの中から2時間を除いた、22時間使用できるプランです。降雪時間などを考え、どちらのプランが最適か見極める必要があります。
雪の少ない地域を想定した融雪電力C、D
融雪電力A、Bと時間の設定は同じですが、C(ホットタイム19エコ)、D(ホットタイム22エコ)はA、Bにくらべて基本料金が安く、1kWhあたりの料金が少し高く、雪の少ない地域を想定しているプランです。
電気暖房器具の使用を想定した融雪電力L
プラン適用時間は午後4時から午後9時までの間の2時間を除いた22時間で、融雪電力Bと同じですが、最低でも6ヶ月間契約しなければならないため、暖房器具を主にお使いのご家庭を想定して、料金設定されているプランです。また、電気料金も融雪電力Bよりも1kWhあたり、49銭安く設定されています。
まとめ
寒い地方ならではの生活スタイルや、停電問題を、熟知している北海道電力だから設定できる電力プランがあり、北海道電力のプランを、新規参入した電力会社は、対応しきれていません。北海道で電力会社を乗り換える際には、年間の電気使用量を考える必要があります。