生活の豆知識

短期の海外旅行でも保険に入ったほうがいい?

LCC参入で早朝や深夜の飛行機便が増え、韓国や台湾など近場の海外旅行がより一層行きやすくなりました。中には韓国日帰り旅行など、強行スケジュールも可能だったりもします。しかし、長期的に海外旅行に行く場合、迷わず保健に入りますが、1泊2日、2泊3日などの短期海外旅行で、わざわざ保健に入る必要があるのでしょうか?

海外旅行保険とは、どんなもの?

海外旅行保険にはどんな種類があるの?

海外旅行保険(正式名称:海外旅行損害保険)は、大きく6つの種類に分けられます。渡航先で事故で死亡、後遺症が残った際の補填「死亡・後遺障害」、病気やケガの治療「治療費用」、災害時のレスキュー費用、親族が見舞いに来る費用「救援費用」、荷物の盗難、破損の補填「携行品損害」、渡航先で物を壊してしまった弁償費用「賠償責任」、航空機トラブルの損害補填「航空機遅延補償・寄託手荷物補償」です。

海外旅行保険の中で最も重要なのは「治療・救援費用」

海外旅行で一番困るのが、渡航先で事故にあったり病気になったりして現地の医療機関のお世話になった場合です。保健に加入していない場合は、全額自己負担となり、場合によっては数百万請求されることもあります。大手損害保険・ジェイアイ傷害火災保険(2014)の調査によると、海外旅行保険加入者で保険金を受け取った人のうち、45.9%と約半数が「治療・救援費用」となりました。

やっぱり被害が多いのが荷物の盗難・破損

日本は世界の中で治安が良い国の筆頭にあがる国です。海外ではちょっと目を離したスキにトランクを盗まれたり、スリに財布を盗まれたり、酷いケースでは強盗に遭う、なんてことも決して少なくありません。先述したジェイアイ傷害火災保険の調査によると、保険金を受け取った人のうち34.5%もが「携行品損害」でした。

どのようにすれば海外旅行保険に加入できるのか?

クレジットカードに付帯した海外旅行保険

クレジットカードの保健があるから、わざわざ別途加入しない、という声をよく見聞きしますが、その場合、注意すべき点があります。「自動付帯」の場合、特に申し込みや申請せずとも、カード保有者が海外旅行へ行くだけで自動的に保健が適用されます。しかし、「利用付帯」の場合、旅行費用をそのカードで支払っていることが、保健適用の条件となります。何枚もクレジットカードを持っているから安心、というわけではありません。

クレジットカードに付帯した海外旅行保健の注意点

各カード会社によって、海外旅行保険の補償内容がかなり違っています。100万円、200万円単位で補償額が異なるケースも少なくありません。基本はカード保有者のみが保健適用対象ですが、中には、家族特約が付帯されているケースもあります。カードを作れない小さいお子様と海外旅行へ行かれるのなら、家族特約が付帯しているかどうか、チェックすることも重要です。

損害保険会社の海外旅行保険

クレジットカードに付帯した海外旅行保険は手軽ですが、それでは心配、という方には、損害保険会社が提供する海外旅行保険への加入をおすすめします。旅行代理店でツアーを申し込む際、保健加入を勧められますが、これは損害保険会社のものです。ツアー申し込みと並行して代理店が手続きをしてくれるので、利用者の手を患わせることはありません。その場合、旅行代理店と提携している保険会社の加入となります。

自分で保険会社を選びたい方には

様々な理由で特定の保険会社を選びたい、という方もいらっしゃると思われます。旅行代理店から言われるがままではなく、自分で保険会社を選びたいという方は、直接保健代理店の窓口へ行って申し込みをするか、ネットで申し込みをすることができます。

気になる海外旅行保険の保険料は?

条件や補償によって保険料が異なる

大手損害保険会社が提供する海外旅行保険は、保険料、適用日数、申し込み条件(観光、商用、留学など)によって、保険料が異なります。一般的に観光を目的とした海外旅行の場合、大手保険会社の保険料を見てみると、(一例として)ジェイアイ傷害火災保健の1,090円から富士火災の2,830円と様々です。ご利用される方に合ったプランをお選びすることをおすすめします。

実際何かあったとき、いくら支払われるのか?

ここでは大手損害保険会社「ジェイアイ傷害火災保険」を例に挙げてみます。保険料1,090円を支払うと【傷害死亡・後遺障害】が1,000万円、【治療・救援費用】が1,000万円、【疾病死亡】が1,000万円、【賠償責任】が1億円、【携行品損害】が30万円となっています。ほんの数日での海外旅行とはいえ、1,090円でこれだけの安心が補償される、ということです。

まとめ

日常生活で私たちは何の保険もなしに生活しているわけではありません。自動車保険、火災保険、動労保険など、さまざまな保険によって生活が守られています。しかし、海外ではそれらの保険のほとんどが適用外です。ほんの数日であれ、事件、事故に巻き込まれたり、病気になる可能性はゼロではありません。海外旅行保険とは、ほんの数千円で買うことができる「安心」なのです。

家計の見直しはプロへの無料相談がおすすめ
LIFULL保険相談

保険のプロからアドバイスをうけることで、医療保険、がん保険、学資保険、介護保険、個人年金保険など、保険料の大幅に減額や、ライフプランの見直しが可能です。

日本生命保険相互会社のグループ会社である株式会社LHLが運営する保険相談ニアエルでは、テレビCMでお馴染の「保険見直し本舗、保険クリニック、みつばち保険、保険ほっとライン、ほけん百花、保険ひろば」など業界最大の全国1,200店舗以上の保険ショップと提携し無料保険相談の予約ができます。お近くの店舗を探してみてください。

近くの保険ショップを探す