マイナス金利もはじまり、さまざまなローンの金利が低下する傾向にあります。住宅ローンは一度に借り入れる金額も大きいため、金利の低下はトータルの支払いに大きく影響します。りそな銀行では低金利の借り換えキャンペーンを行っており、固定金利でマイナス金利の恩恵が受けられないという方でも、利益を得られるようになります。
目次
りそな借り換えローンで住宅ローンが安くなる?
住宅ローンの借り換えってどんなもの?
住宅ローンは借入時によって金利が決まる固定金利と、一定期間で金利が見直される変動金利があります。しかし、変動金利とは言っても、最初の契約時に設定された金利から一定以上安くなることはありません。ですので、一定額以上の支払いが残った状態なら借入先を変更することで金利を下げ、手数料などを差し引いても支払う額を減らすことができるのです。
借り換えでどれぐらい安くなる?
例えばですが、3,000万円を1.6%の金利で20年ローンで借り入れたとします。借入後5年間返済を行ったとすると。2,325万円が残高となります。この状態でりそな銀行の変動0.569%に借り換えたとして計算すると、残りの期間で返済額が1,800万円程度少なくなります。月額の支払額は、元々のローンが14万円だったものがりそな銀行なら8万円強にまで下がります。
月額の返済額を増やして前倒しで完済しよう
ローンの場合、当たり前ですが借りている期間が長ければ長いほど金利がかさみます。そのため、りそな銀行に借り換えて少なくなった月額の返済額を元のローンと同じ14万円にまで引き上げれば、残り25年だったローンを約14年で完済できるようになります。また、早めに返済が終わるので、トータルの返済額は100万円程度安くなります。現在30代だったとすると、定年前後までかかるはずだったローン返済が50歳前後で終了することになるため、将来的な家計の余裕が大きく変わるでしょう。
手数料などの経費に注意しよう
借入額が少ないと逆に損となることも
上で計算したシミュレーションでは、借入額が3,000万円で残りが2,500万円と多めの金額で計算しています。これがもしもっと少ない額、例えば2,000万円を20年で返済する計画で10年経過した状態で計算したとすると、借入残高は1,071万円、借り換えをすることで支払総額は逆に100万円ほど増えてしまう計算になります。この計算はボーナスや金利の変動を考えずに行っていますので、条件次第ではもう少し違いが発生します。
手数料は以外とかかる
ローンの借り換えを行う場合、融資手数料や保証会社の手数料、印紙代や登記費用などの経費が必要となります。1,071万円を借り入れた場合に必要な経費は、融資手数料が231,336円、保証会社の事務手数料が32,400円、印紙代が20,200円、登記費用が92,840円となり、合計すると376,776円の経費が必要となります。簡単な計算ですが、もし借り換えによって返済額を少なくしたいなら、金利にもよりますが、1,500万円程度の返済残高が必要となるかもしれません。
りそなの住宅ローン借り換えはお得?それとも損?
当初型固定10年に注目!
りそな銀行の住宅ローン借り換えが注目されているのは、変動金利もですが、固定金利の少なさもあります。りそな銀行の当初型固定10年プランでは、金利は最大で引き下げが行われた場合、0.35%となり、数年前の水準と比べても1%近く金利が引き下げられています。住宅ローンを借り換えるだけで返済額を大きく減らせる可能性が高いため、他行からの乗り換えが増加しています。
申込期限に気をつけよう!
りそな銀行の住宅ローン借り換えは、2017年3月31日までに申込みを行い、2017年6月30日までに借り入れを行わなければ、有利な金利での契約が行えません。このようなお得なサービスでは、期限間近になると申込みが殺到し、手続きに時間がかかる場合が多いので、借り換えを考えている方は早めに申請して余裕を持って切り替えを行いましょう。
まとめ
りそな銀行で住宅ローンの借り換えを行うことで、総返済額を減らせますが、元金残高や現状の金利などによって手間だけかかって殆ど得をしなかったり、逆に損をしてしまう可能性もあります。乗り換えを考えているなら、現在契約中の住宅ローンが返済までにどの程度かかるのか、切り替え意外にも返済額を減らす方法などを調べておき、最もお得なものを選択しましょう。