どの銀行で住宅ローンを組むべきかは、今後の生活設計も含めてしっかりと考えなければいけません。基本的には、低金利な銀行でお金を借りるというのが一般的です。しかし、超低金利になっている現在、それだけではなかな選択できないのが実際のところではないでしょうか?新たな選択基準を持つと、新たな選択肢が見えてきます。
目次
ソニー銀行住宅ローンの見るべき特徴
ソニー銀行はオンライン銀行としていち早く住宅ローンを取り入れた先駆者です。そして、先駆者らしく今までの銀行では見られなかったサービスを提供しています。もちろん、すでに多くのライバルがしのぎを削っていますので、今では当たり前になっているサービスもありますが、ソニー銀行住宅ローンを利用するにあたって、着目すべき特徴を紹介しましょう。
繰上返済手数料0円
既存の銀行で住宅ローンの繰上返済をするには、手数料がかかりますし、年間の回数制限があるところまであります。しかし、ソニー銀行の住宅ローンの場合は、手数料は0円です。もちろん、回数制限などありません。合わせて、1万円から手続き可能で面倒な契約書の再提出も不要と、いつでも少しでも繰上返済ができる環境を整えてくれています。
保証料・団体信用生命保険料0円
住宅ローンを借りるとき、多くの銀行では保証人の代わりに保証会社を利用しているため、その保証料が大きな負担になってしまいます。また、病気などで返済が難しくなった場合に備える団体信用生命保険料についても、安いものではないでしょう。しかしソニー銀行の住宅ローンについては、保証会社を利用していないことから、保証料は無料となっています。また、団体信用保険料もソニー銀行が負担してくれます。
変動から固定、固定から変動へ乗り換え自由
住宅ローンを組むにあたって、固定金利にするか、変動金利にするかはとても悩ましいものです。そんな悩ましい問題を解決するため、ソニー銀行の住宅ローンでは、固定金利と変動金利を切り替えることができるプランを用意しているのです。
ソニー銀行の金利プラン
ソニー銀行の住宅ローンの大きな特徴の1つに、2種類の金利プランがあります。この2つのプランは、多くの銀行のように固定金利と変動金利を選択するようなものではなく、金利の選択と手数料を重視した、ユニークなプラン分けになっています。
変動セレクト住宅ローン金利プラン
最初は変動金利で契約しておき、あとから固定金利へ変更することができるプランです。市場動向や毎月発表される金利を見ながら切り替えることで、利息を抑えられる可能性があります。また、このプランの場合、変動金利の金利も少し低めに設定されていますので、金利を重視する場合はこちらのプランを利用することになるでしょう。ただし、金利が安い分手数料が借入額の2.16%と割高になっています。
住宅ローン金利プラン
一般的な金利プランで、最初に固定金利か変動金利かを選択するものです。実は固定金利を利用するのであれば、上記の「変動セレクト住宅ローン金利プラン」よりも低金利になっています。(10年固定の金利は、業界でもトップレベルの低さです)また、利用手数料は43,200円の定額制になっており、借入金額によっては割安なものです。固定金利で高額を借り入れる場合は、こちらのプランが良いかもしれません。
固定金利か変動金利か? 金利か手数料か?
2つのローンプランには、利用者のニーズに合わせて一長一短があります。そのため、どちらを選ぶかは時と場合によるのはもちろんですが、選択基準を考えればどちらを選択するかは見えてきます。自分の状況と照らし合わせて考えてみましょう。
金利で選ぶ?
もし変動金利を検討しているのであれば、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」のほうが「住宅ローン金利プラン」より確実に低金利です。そのため、変動金利を利用すると決めている場合は、「変動セレクト住宅ローン金利プラン」を利用すべきでしょう。しかし、固定金利を検討しているのであれば、「住宅ローン金利プラン」のほうが0.1%低くなっていますので、「住宅ローン金利プラン」のほうが有利です。
手数料で選ぶ?
実は、住宅ローンを組むにあたって大きなポイントは手数料です。もちろん、金利によるコストがもっとも大きな負担ですが、初期コストでは手数料のほうが大きなウェイトを占めます。そんな手数料を基準にすると、43,200円固定の「住宅ローン金利プラン」が明らかに安く済みますので、こちらに軍配があがるでしょう。
まとめ
住宅ローンを選ぶとき、どうしても金利が大きく目立ちます。もちろん、それは間違っていないのですが、実際には完済するまでの総支払額を考えて選ばなければいけません。そのため、借入時にかかる種々の手数料や繰上返済の手数料が重要な点になってきます。低金利に突入して銀行ごとの金利差がそれほどなくなった今、この手数料で大きくリードしているソニー銀行は、有力な選択肢の1つとなることでしょう。