素早くお湯を沸かすことができる電気ケトル。ポットに比べて小ぶりでおしゃれなこともあり、近年特に普及されている電化製品でもあります。しかし気になるのはやはり一度に使用したときに必要になる電気代、できれば節約していきたいものですね。
電気ケトルってどんな種類がある?
電気ケトルとは電気の熱伝導によってお湯を沸かすことができる電気市品で、電気ポットよりも小ぶりでティーポットを大きくしたような形状をしているのがほとんどです。ケトルというと最近よく聞く言葉ではありますが、日本でいうところの「やかん」を意味しています。電気ケトルは基本的に小ぶりなサイズのものが多く、容量も0.15リットルの小さなものから1リットルほどの種類があります。
主に500mlのものが主流になっており、程よく片手で持てる重さから人気も高いです。電気ケトルの基本的な用途はお湯を沸かすことですが、容量自体が少ないこともありコーヒーやお茶を良く飲む方に適した電化製品ともいえます。他にもカップラーメンを1回分作るのにも最適なので、一人暮らしの方にも重宝するアイテムです。電気ケトルは従来の電気ポットと比べると小ぶりで容量が少ないです。
しかし電気ポットであればお湯を沸かすのに10分ほどかかっていたところ、電気ケトルでは2〜3分程度で終わることで気軽さや便利さもあり、大変人気の高い製品です。他にも電気ケトルはさまざまなメーカーやブランドが開発していますが、特にティファールのものに人気が集中しており、同メーカーでもさまざまなデザインやサイズのものを提供しています。
価格的にも3,000円程度のものから10,000円ほどまで幅広く、特に価格の安いものは人気の部類に数えられています。
電気ケトルの消費電力、電気代は?
では電気ケトルの消費電力は、実際どの程度のものなのでしょうか。電気ケトルの中でも一番人気のメーカーであるものを中心に考えると、ほとんどのもの消費電力1250Wになっています。500ml〜1リットルのお湯を沸かすとして、約2〜3分の時間が必要になるとします。これを踏まえて計算すると、一度の使用に約2円の電気代になります。
他のメーカーのものはほとんどは1000Wの商品電力になっているので、同じ要領と時間を使ったとしても若干安くなる程度なので、電気ケトル自体の電気代はあまり大きな変化はないです。ですが一度電気ケトルを使用して電気代が2円だとしても、これを連続しして使用してしまえばそれだけ電気代も加算されていくので、お湯をたくさん使用するのであれば電気ポットの方が最適でしょう。
逆をいえば電気ケトルは高い消費電力を瞬間的に利用してお湯を沸かすことができるので、たとえばお茶を一杯飲みたいなんてときにもすぐに対応してくれる利便性があります。
コストパフォーマンスの高い電気ケトルはどれ?
では電気ケトルの中では、どの商品が高いコストパフォーマンスのものでしょうか。電気ケトルは基本的にどの商品もお湯を瞬時に沸かすことができるので、製品の機能自体にはほぼ差はありません。しかし同じメーカーでも商品によって消費電力が違ったりしますが、電気ケトルを賢く選ぶにはとにかくどのくらいの時間にお湯が沸くかにもよります。
これを踏まえるとなるべく容量が少なく、消費電力の高いもので素早くお湯を沸かすのが最適です。電気ケトルの最大容量は1.2リットルですが、これだとお湯を沸かすのに他の容量と比べると時間がかかりそれだけ電気代がかかってしまうことになります。ですが極端に少ない容量の電気ケトルだと、実際に使いたい分量が間に合わずに2回使用する羽目になってしまいます。
そのためコストパフォーマンスの良いものは、1200W程度のもので容量が300〜500ml程度のものがおすすめです。500ml程度のものであればお茶やコーヒーでも2杯程度使用でき、お湯を沸かすのにも一度で済むので約2円の電気代で収まり、コストパフォーマンスも高いです。他にも最近は800mlのものも登場してきていますが、少し電気代がかかっても多めにお湯を使用したいなんて方にはおすすめです。
まとめ
電気ケトルは見た目以上に電気消費量も高く、そのため電気代もかさんでしまうことになります。近年特に普及率の高い電気ケトルですが、沸かすお湯の量や温かいお湯を1日どの程度使うかによって、電気代に多く差が出てしまいます。たくさんの量のお湯を必要とする場合は、なるべく電気ケトルを使わずにす電気ポットを使うなどの工夫をすると節電にもつながるのではないでしょうか。