髪を洗った後はみなさんドライヤーを使う方も多いはず。自然乾燥で髪を乾かしている方も多いですが、それだと髪が傷みやすいこともありドライヤーが便利な電化製品でもあります。しかしドライヤーの使用頻度は1日のうちでも1〜2回とはいえ、電気代がいくらかかるのかきになるところですね。
ドライヤーの消費電力はどのくらい?
ドライヤーは一般的に濡れた髪を乾かしたり、ヘアスタイルを整えるブローを行う際にも使用する美容系の電化製品です。そのためドライヤーには基本的に髪を乾かすための「ドライ」機能を中心に、緩やかな風量になる「ブロー」機能や冷風機能がベーシックとなっています。
近年のドライヤーの傾向としては、ベーシックな機能の他にもマイナスイオンを発生させる機能がついたり、最初からどの機能にもマイナスイオンが付随しているドライヤーもあります。
他にも独自の開発で特殊な性能を搭載したドライヤーも搭乗してきており、髪を乾かす以外にも美髪にしてくれるうれしい特徴のものまで存在します。
一般的に市場で売られているドライヤーには、大きく分けて600W、1,000W、1,200Wのものが多いです。
もちろん他のワット数のものも存在しますが、1,200W以上のものは家庭で使用するとブレーカーが落ちやすくなるのであまり商品の数は少ないです。これらドライヤーのワット数は基本的に商品のパッケージにも記載されているので、購入を考えている方はチェックしておくことをおすすめします。
消費電力が分かったところで、ここに使用時間と電気料金を割り出して計算していきましょう。計算式は「消費電力×使用時間÷60×電気料金」です。一般的に電気料金は20円前後なので、それらを当てはめて計算していきましょう。これらを算出することで、600Wであれば10分使用したときに約10.8円の電気代になり、1,000Wであれば約17円となります。
1200Wであれば約21.6円となるので、ワット数が高ければそれだけ電気代が上がるのが分かりますね。
これらを毎日使用したとして、1年間に換算すると4,000円〜8,000円の電気使用量になります。
ドライヤーの種類によっても消費電力が違う
一口にドライヤーといってもワット数によって種類が違ったり、付加効果がついているものなどさまざまです。他にもドライヤーにはカールができるようなブラシがついているものがあったり、髪を挟めて使用するヘアアイロンなどもあります。これらドライヤーの種類もやはりワット数で電気代が違ってきますが、その中でもヘアアイロンは200Wと最小の商品電力を誇っています。
ですがドライヤーは基本的にワット数が大きければ大きいほど、風量が強くなる電化製品です。ヘアアイロンにおいては付属の天板を熱したものを髪にあてて使用するので、風量自体が無関係のアイテムです。そのため強い風量で塗れた髪を乾かすことが難しいので、比較的に髪を整えるためのブロー用のドライヤーとして使われているのがほとんどです。
ヘアアイロンは200Wの商品電力なので、20分使用したとしても1.5円の電気代になります。ですがヘアアイロンは電熱量が弱いので、長い時間使用しなければいけないなどのデメリットもあります。
ドライヤーで電気代を節約するには?
ではヘアドライヤーで電気代を節約するにはどのような方法が良いのでしょうか。その方法には大きく分けて2つあります。一つはドライヤーを短時間で使用すること。このためには風量の強いドライヤーを選ばなくてはいけません。風量の強いドライヤーはイコールワット数の高いものになります。そのため1,200Wのものが理想的といえます。
基本的に1,200Wの消費電力だと風量もかなり強く、肩より少し長い髪の長さの方でも髪を乾かすのに約4〜5分で済みます。これは髪の量などでも変化しますが、1,200Wのドライヤーであれば平均して短時間で髪を乾かせるのでおすすめです。2つ目はヘアアイロンを使用することです。上記でもご紹介しましたが、ヘアアイロンは消費電力も200Wと少ないので、それだけで電気代も安く済みます。
電力が弱いのでその分ヘアアイロンを使用するのにも時間がかかるデメリットがありますが、極力電気代を節約したいと考えている方にはおすすめです。どちらもドライヤーを購入するのにお金はかかってしまいますが、高品質なものを購入すればその分髪のトラブルも改善するので自分に合ったものを選びましょう。
まとめ
ワット数別と使用時間との兼ね合いで電気代が変動していくことが分かったと思います。近年のドライヤーは1,200Wの電気消費量のものが人気で、風量が強いものが多いです。しかしその分長く使ってしまえば電気代も大きくなってしまうので、できるだけ短時間で使用するのがコツになってきます。特に最近のものは多機能なものも多く、省エネ機能が付属しているのでうまく活用していきましょう。