独身に保険は必要?保証内容と保険料の見直しポイントとは

いつ何が起こるのかわからないからこそ、備えをしておきたいと考えるのは自然な心理です。何をどのように備えていけばよいかは、その人のライフスタイルにより異なることに気づいていましたか?また、同じ人でもライフスタイルの変化によって、必要になる保障も変わっていきますので、定期的に加入している保険を見直すことはとても重要です。

扶養家族がいなければ医療保険を重視

独身で一番困ること…高額な医療費

一般的な単身世帯は、急な疾病やケガに備えて、加入するならば、入院特約などのついた保険が望ましいでしょう。とくに家族が高齢など、自分の医療費を他の人に負担してもらうことが難しい人は、医療費の保障額は重要です。なお、入院時の費用において一般的な負担額は、基本的な治療費と食費で6,000円程度になり、急な疾患などで大部屋対応ができない場合はさらに差額ベッド料の負担も必要になります。

できれば入院保障は1万円以上

差額ベッドは入院費を算出する大きなポイントで、一人個室では1日1万円を超えることも珍しくありません。また大部屋であっても、投薬料などが別途請求されることもあります。これらの負担を考えると、最低5,000円以上の保障額、できれば1万円以上の給付金がある保険に加入しておくと後々便利です。最小限、ケガと三大疾病に関する保障がついているものから選びましょう。

余裕があれば、三大疾病以外もカバーするものを

月2,000円台の医療保険は特定の疾患・ケガにのみ限定して保障を行うなど、何かと制限の多いものですが、もう少し余裕があれば、疾病のカバーできる範囲を広げてみるのも一つです。20代前半で今まで病気したことがなかった、という人も30代になると健康診断で引っかかるということも。生活に余裕が出てきたら可能な範囲で男性は泌尿器系、女性であれば婦人科疾患も保障対象になっているものを選びましょう。

入院1日目からの保障は必要?

加入者が若年層であるなら、入院1日目からの保障はそれほど重視しなくてもよいでしょう。理由として、たとえば、入院1日目からの保障がついている保険と、5日目からの保障がついている保険であれば、おそらく後者の方が月々の支払保険料は安いでしょう。加入期間にもよりますが、入院1日目から、他の保険で支払われるまでの3日間〜7日間の差額は、毎月の支払保険料でまかなわれる可能性が高いのです。

かけるなら定期保険?終身保険?

定期保険と終身保険の違いとは?

満期が来たときに更新をし、加入年齢に制限のある定期保険と亡くなるまで一生涯保障が続く終身保険では、長期的に見ると終身保障の方がお得になると考えられます。しかし、終身保障は結局受け取るのは自分ではなく、また支払保険料の負担額も倍になることが多いのが特徴です。途中解約で考えると、終身保障は解約割戻金がもらえますが、定期保険の多くは掛け捨てです。ただ未使用ボーナスなど一時金がもらえる保険も増えています。

20代〜30代の独身なら定期でもよい

以上を鑑みると、若いうちから高額の保険に加入するよりも、まず必要最小限の保障を備えることを念頭に置き、転職や結婚などがあった際に終身保険へ切り替えるのがベストでしょう。扶養家族がいなくて独身の場合は「自分がいなくなったとき(死亡保障など)」のことを考えるよりも「自分が病気やケガで健康でなくなったときに、自分が困らないよう」にする保険が理想です。

今扶養家族がいるなら死亡保障も検討しよう

両親や兄弟を扶養している場合は「死亡保障」も重要

ここまでは独身で自分の単身世帯もしくは両親が健在で、自分の生計と別個になっているケースを想定しました。しかし両親が高齢で扶養している場合などは、死亡保障の厚い保険に入ることも検討しましょう。受取人が今後どのような生活を営むかが目安となりますので、同居しているものの年金を受給していて何とか蓄えもある、といった場合は2,000万クラスの高額な死亡保障を受ける必要はないかも知れません。

両親が現役であれば『200〜300万円』の死亡保障で十分

一方扶養家族はいないものの、医療保険に死亡保障もつけたい場合などは「200〜300万円」の死亡保障を目安とするとよさそうです。この金額は日本の平均的な葬儀と、当面の生活の糧として妥当な額と考えられています。必要以上に高額な保障は毎月の支払保険料に大きく影響しますので、気をつけましょう。

まとめ

保険は無理して加入するものではないので、不必要に保障が厚く、高額な保険に加入するのは損の元です。しかし、何の保険にも加入をしていないのは、万が一のときに高額な負担を強いられることにもつながります。また、20代独身と30代独身では必要な保障内容は変わるのが一般的です。独身だからこそ必要な保険内容を常にチェックし、満期の際には漫然と自動更新せず、今の自分に合ったものであるかの確認をすることが大切です。