食洗機が登場するまで、食事が終わったら水道で一つひとつ手洗いをしていたのが、食洗機を使えば食べた後の食器を入れるだけ。中には乾燥機能が付いているものもあって、とっても便利ですよね。でも手洗いよりも食洗機を使うとお金がかかるのでは?そんな疑問を解決します!食洗機を買おうか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
目次
手洗いの水道代より食洗機を使った電気代の方が安い?
公式データからも食洗機を使った方が安いのがわかっている
手洗いで食器を洗う水道代とガス代の合計は年間で22,080円。一方、食洗機を使った場合の電気代とガス代の合計は、年間で14,020円。このデータは、省エネルギーセンターが出している「家庭大事典」が、一定の条件下で試算した公式のデータで、なんと食洗機の方が8,060円も年間で安く済むことがわかっているのです。手洗いよりも楽に洗うことができて、さらにお得に使えるなんて嬉しい限りですね。
なぜ手洗いよりも食洗機を使った方が安くなるのか
では、どうして食洗機の方が安く済むのでしょうか。食洗機は、洗浄時に水を噴水のように吹きかけて汚れを落とします。さらには庫内の水を循環させて使っているため、トータルで使用する水がとても少量になっているのです。もう1つはガス代の差。夏場以外は手洗いもお湯を使用すると思いますが、常温の水を高温にするためのガス代がとても高くかかります。食洗機は給湯器のお湯を使用しているので、その高いガス代がかかりません。
食洗機のメリット・デメリットってなにがある?
食洗機を使うメリット
1番は手間の削減。食器を入れて、スイッチを押すだけで食器洗いの完了ですから、空いた時間を休息や別のことに割けます。また、先述のとおり少量の水で済むので、節水になりますよね。さらに、手洗い時よりも高温のお湯で洗浄するので、除菌効果も得られます。水に触れている時間が限りなくゼロに近いので、食器洗いによる手荒れがありません。洗剤に触れていると手荒れはつきもの。手荒れがひどい人にはありがたいですよね。
食洗機を使うデメリット
食洗機を使うにはまず購入しなければなりませんから、初期の導入費用が必要になりますね。安い買い物ではないので、懸念材料になるかも。また、設置する場所が必要になります。最近はキッチンに設置されているビルトイン式もありますが、元々なければ場所の確保が必要です。何でもかんでも入ればいいわけではなく、ひどい汚れには予洗いが必要です。頑固な汚れや、高温で固まる可能性のある汚れは落とさなければなりません。
食洗機の使い方で節約する方法を教えて!
1回の使用できれいにできるようにすること!
節約の方法として、まずは入れすぎないことが大事です。1回で済ませたいからと、お湯がかからないほどにお皿同士がひっついているすれば、食洗機を回し終わっても汚れが残ってしまいます。そうなると、また食洗機にかけるか、手洗いをしなければならないので、余計なコストがかかりますよね。逆に、1回の食事の食器量が少なければ、数回分をまとめて食洗機にかけた方が節約につながりますよね。
食洗機の節約のカギは乾燥にあり!
食洗機の利用方法以外の節約方法としては、「乾燥」の時間がキーポイントです。少量の水で済むので節水効果がある食洗機ですが、「乾燥」という手洗いでは発生しない電気代がかかってきます。節約するためにはこの乾燥時間を短縮する必要があります。設定できるのであれば、乾燥時間を短く設定し、乾燥運転がある程度の時間経過した時点で一旦止めましょう。その後扉を開けて、自然乾燥に任せると節電になりますよ。
手洗いの方が食洗機よりもコストがかからない場合もあります
手洗いの場合のコスト高の要因はガス代です。冬場であってもお湯を使わずに水で洗えばコストは安く済みます。ゴム手袋を使えば、冷たい水や洗剤に触れることなくできるので、手荒れも防げますね。食洗機の魅力の1つとして、まとめ洗いができることがあります。ですから、1人暮らしや夫婦のみで使うお皿が少なければ、手洗いの方が経済的に済むでしょう。
まとめ
食洗機の電気代や節約方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?初期投資がかかるからといって、食洗機の購入を迷っていた方は購入したくなったでしょうか。手間も省けて節約にもなる食洗機を利用しない手はないですよね。空いた時間で家族とゆっくり時間を過ごすことができるのも、食洗機の魅力の1つかもしれませんね。