共働きでダブルインカムがある夫婦は、貯金ができる絶好のチャンスです。では、どのようにどのくらいの貯金を目標にしたらいいのでしょうか。世代によって収入の差や、子どもがいるかいないかで支出の差があります。共働き夫婦は貯金をどうやって算出するのか、子どもがいる場合の目標貯金額、共働き夫婦ができる節約方法をご紹介します。
目次
共働き夫婦の上手な貯金の方法は?
夫婦で家計をまとめて貯金額を算出する方法
まずは、共働き夫婦の家計の管理で一番簡単な方法のご紹介です。お互いの給料が入ったら、一旦全額を家計の口座にいれます。そこから、家賃や食費や光熱費などの全ての家計費と、貯金も算出します。余ったお金が、夫婦のお小遣いとなります。この方法は、貯金しやすいですが、管理が任せきりになってしまうデメリットもあるので注意しましょう。
どちらかの給料を全額貯金する方法
次にご紹介する共働き夫婦の貯金の方法は、一人の給料を全額貯金するというやり方です。例えば、夫の給料で生活に必要な全ての費用をまかない、妻の給料は全額貯金にまわします。この方法は、簡単で最も貯金ができる方法です。しかし、夫婦それぞれが自由に使えるお小遣いは少ないでしょう。
負担する項目を分けて、それぞれから貯金する方法
次の方法は、家計費を項目別に分け、どちらが支払うか担当を決め、残った金額から貯金額を算出するやり方です。例えば、夫は家賃などの固定費を支払い、妻は食費などの流動費を支払い、残ったお金から貯金額とお小遣いを算出します。これは収入にあまり差がない夫婦におすすめの方法です。注意点として、流動費を支払う方の負担が大きくならないようにすることが大切です。
貯金額を含めた家計費とお小遣いを分ける方法
最後にご紹介する方法は、貯金額を含めた家計費とそれぞれのお小遣いを分ける方法です。給料が入ったら、夫婦それぞれが家計用に一定額を納めます。その家計費には、貯金も含めた金額を納めるようにしましょう。残ったお金がそれぞれのお小遣いとなります。
子どもがいてもいなくても共働き夫婦の貯金目標額は10万?
子どもがいない20〜30歳代は貯金の最大のチャンス!
結婚して子どもがいない20〜30歳代は、一番貯金ができる時期と言えます。特に30歳代の子どもがいない共働き夫婦は、収入が増え、自由に使えるお金も増えます。この場合、貯金の目標金額は10万円かそれ以上を目指しましょう。この時期に無駄遣いすることなく、これからの出産や子育ての費用、夢のマイホーム購入といった将来の大きな出費のために、しっかり貯金をしておくことが大事です。
子どもが小・中学生までは貯金を頑張ろう!
では、共働きの夫婦で子どもが生まれた場合は、毎月どのくらいの貯金を目標にするといいのでしょうか。子ども一人の場合で、公立の小・中学校に通うと仮定します。世帯年収によっても変わりますが、毎月の貯金額の目標は、子どもがいない時と変わらず10万円を目指すようにしましょう。子どもが高校、大学と上がっていくと、貯金額はどんどん減少するので、この時期にしっかりと貯金をしておくことが大切です。
子どもが2人いても高校生になるまではしっかり貯金を
子どもが1人か2人かでも、家計に響く負担は大きく違ってきます。しかし、子どもが高校生になるまでは、しっかり貯金をする時期であることは変わりません。できれば毎月8万程度、1年で100万程度の貯金額を目指しましょう。
共働き夫婦ができる節約で貯金額を増やそう
固定費を見直して貯金額アップへ
共働き夫婦は毎日仕事で忙しいですよね。そのため、日々の食費や生活費を節約するという方法は難しいでしょう。そこで、共働き夫婦ができる節約としておすすめなのが、固定費の出費をおさえることです。
家賃や保険料などの固定費を見直すと、年間単位での節約になります。貯金できる金額も大幅に変わってくるかもしれません。
時間を節約して貯金額アップへ
毎日忙しい共働き夫婦にとって、家庭で節約できるのは時間です。時間を上手に節約できると、仕事に確保できる時間が増えます。すると収入が増え、貯金できる額も増えるということになるでしょう。
まとめ
共働き夫婦の貯金の方法や節約方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?共働きだからと言って安心して無駄遣いはしないでくださいね。二人とも仕事をしていると何かと大変ですが、お互いに協力し合うことが大切です。そして、共働きである利点を活かし、それぞれのライフスタイルに合った方法で、将来のための貯金を上手にしましょう。