特に家族で生活しているなら、必要となってくる洗濯機。中には、毎日洗濯機を回したり、1日に何度も洗濯機を回したりする家庭もあるでしょう。このように生活になじみのある洗濯機ですが、実際のところ、どのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。洗濯機にかかる電気代と、節約方法をあわせてご紹介します。
目次
洗濯機にかかる電気代とは?
洗濯機には種類がある
まず知っておきたいのが、洗濯機の種類です。大きく分けると、洗濯機の種類は、ドラム式洗濯機と縦型の洗濯乾燥機、縦型の全自動洗濯機があります。縦型の全自動洗濯機のみ乾燥機が付随していないのが特徴です。実は、乾燥機があるかどうか、付随している乾燥機を使うかどうかで大きく電気代は変わってきます。洗濯機だけなら1回1〜2円ですが、乾燥機も使うと1回25〜60円程度に膨れ上がります。
乾燥も使用すると高い洗濯機の電気代
説明したように、洗濯機だけなら毎日洗濯しても月30〜60円、年間360〜720円程度でおさめることができますが、乾燥機だと何十倍にも膨らんでしまいます。仮に、乾燥を含めた洗濯で一回35円だとすると、毎日の使用で電気代月1,050円、年間12,600円です。乾燥機が一緒についている場合は、雨の日や乾きが悪い日に利用するなど工夫しないと、毎日の利用は電気代の負担になることが分かります。
洗濯機自体の年代にも差がある
また、洗濯機にかかる電気代は、わずかながらも年代にも差があります。一例をあげると、同じメーカーでも、2000年代前半あたりの洗濯機にかかる電気代は2円台前半ですが、2010年代半ばでは1円台後半が主流です。見た目は大きく変わらなくても、エコという面では進化が見られます。当然、古い洗濯機よりも新しい洗濯機の方が、電気代は安く済みます。
洗濯機のメンテナンスと電気代
メンテナンスを怠ると電気代は高くなる?
洗濯機のメンテナンスをしっかり行っているでしょうか。定期的に洗濯機をメンテナンスしないで使用していると、電気代を無駄に消費することになってしまいます。メンテナンスを行わなかったばかりに、年間を通して約1,000円も無駄にしてしまうこともあります。メンテナンスは、電気代を抑えるためにも大切なことです。
乾燥機付きの洗濯機の場合
乾燥機付きの洗濯機の場合、フィルターが洗濯機の内部に取り付けられています。ここにホコリやゴミが付着していると、効率よく乾燥されず、ただでさえ乾燥にかかる電気代がさらに高くなってしまいます。掃除機や場合によっては水で定期的に掃除するようにしましょう。
洗濯機のみの場合もメンテナンスを
洗濯機で洗濯してもカビ臭いと感じてしまうことはありませんか?カビ臭いからと何度も洗濯機にかけては、電気代もかさんでしまいます。カビ臭さを感じる場合は、5時間〜1日高水位にした洗濯機に漂白剤1kgもしくは、洗濯槽洗浄剤を投入して、通常の選択コースで洗い、カビを除去しましょう。1〜2ヶ月に1回行うと効果的です。
ほかにも知っておきたい洗濯機の節約法
洗濯機に入れる量
何度も洗濯すると電気代がかかるからと、洗濯機をいっぱいになるまでため込んでから洗濯してはいないでしょうか。実は、洗濯槽いっぱいで洗濯してしまうと電気代が逆にかさんでしまいます。洗濯の効率が悪くなり、それだけ洗濯にかかる時間が長くなってしまうからです。毎日洗濯するのは電気代が気になるという方は、洗濯槽がいっぱいにならない程度に、2〜3日に1回にシフトしてみてはいかがでしょうか。
短時間の洗濯でもOK
洗濯機には、スピードモードやお急ぎモードといった、短時間で洗濯が完了する機能がついているものも少なくありません。10分程度しっかり洗濯すれば、だいたいの汚れは落ちていきますので、汚れがひどくない場合は、短時間コースを利用するのも節約のコツです。また、汚れが目立つ洗濯物があった場合は、先に手洗いや漂白剤で汚れを落としておくのもよいでしょう。
場合によっては手洗いで
布団やカーペットなど、大きいものを洗濯機で洗おうとすると動力がかかり、電気代も上がってしまいます。可能であれば、大きい洗濯物は、手洗いで済ませるのが電気代節約のコツです。また、特に汚れが目立たない場合などは、手洗いまでしなくても、掃除機や日干しにするだけでも十分です。
乾燥機は必要なときだけ
電気代の欄で、乾燥機付きの洗濯機は、乾燥機も使用すると電気代がかさむということを説明しました。電気代を節約するのであれば、できるだけ乾燥機は使わないことが大切です。天日干しをしたり、天気の悪い日などをある程度乾燥機を使って残りを部屋干しにしたりするなど、うまく使用するようにしましょう。
まとめ
洗濯機の電気代は年間を通してもあまり高い部類ではありません。しかし、そこに乾燥機まで併用して通常利用してしまうと電気代は高くなってしまいます。また、わずかな電気代でも何十年も先を見ると損も膨れ上がるものです。洗濯機を使用する際は、乾燥機を必要なときだけ使う、洗濯の頻度を見直す、量を見直すなどして、できるだけ洗濯時に負担がかからないようにしましょう。