毎日の掃除に活躍する掃除機。強力な吸引力でゴミやほこりを取り除いてくれるため、お掃除には頼もしい存在ですが、やはり気になるのが電気代です。部屋の大きさや頻度などにもよりますが、掃除機をかけることによって、同時に電気も消耗しています。それでは掃除機にはどのくらいの電気代がかかるのか、節約法も合わせてご紹介します。
目次
掃除のお供!掃除機の電気代はどのくらい?
掃除機における平均的な電気代とは
通常の掃除機の消費電力の平均は1,000Wです。1日15分掃除機を使用した場合、電気代は約6.75円になります。これを毎日使用した場合、6.75円×30日になるので、202.5円の電気代がかかります。1年に換算すると約2,430円です。これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、掃除機をかける時間が長ければ、それほど電気代も増えるということが分かります。
紙パック式の掃除機の場合
掃除機の種類は大きく分けて紙パック式とサイクロン式の2種類があります。紙パック式は吸引力が高い分、消費電力が高いというのが特徴です。平均は1,150Wで、少々電気代がかかります。さらに、紙パック式の場合、別途ゴミを集める紙パックが必要なので、サイクロン式よりコストがかかるというのがデメリットです。ただし、その都度ゴミを捨てることができるので、衛生面が気になる場合はメリットになります。
サイクロン式の掃除機の場合
サイクロン式の掃除機は、遠心力でゴミと空気を分け、掃除機内に格納されたダストカップに直接ゴミを集めています。消費電力の平均は850Wなので、紙パックと比較してやや電気代がかからず、紙パックも必要ないというのが特徴です。ただし、内蔵されたダストカップにゴミが溜まるため、気を付けておかないと処理をする際にゴミが散ってしまう可能性があり、衛生面的に少々デメリットがあります。
掃除機は機能の使い分けで節電できる
強中弱をうまく使い分けて節電
掃除機の強・中・弱を並べてみるともちろん威力が強いほど消費電力も高くなります。いつも弱だけ、もしくは強だけを使用していないでしょうか。場所によって使い分けるのが、掃除機の上手な節電技です。例えばカーペットなどの汚れがとれにくい場所を弱でかけたら、何度もかけ直さないと汚れがとれないため、結果的には強の方が適切だと言えます。反対にフローリングなどほこりがとれやすい場所は弱で十分です。
掃除機のヘッドを使い分ける
掃除機を購入すると、ノーマルなヘッド以外にも付属品として、細かい部分が掃除できるヘッドなどが付いていることがあります。このヘッドを場所によって使い分けるのが節電のコツです。例えば、窓枠付近やちょっとした隙間のほか、カーペットでも汚れがひどい場所は、細かく集中的に吸引できるため、細いヘッドの方が向いています。少々面倒に感じる場合は、ヘッドごとにその日の掃除場所を変えるのも良いでしょう。
他にも実践したい掃除機の節電術!
紙パックの交換やフィルター掃除はこまめに
紙パック式であってもサイクロン式であってもこまめにやっておきたいのが、掃除機本体の掃除です。掃除機のメンテナンスを長い間せずに使用していると、ゴミやほこりを吸う力が衰え、掃除機本来の力が発揮できなくなります。紙パック式ならこまめに紙パックを交換する、サイクロン式ならフィルターやダストカップをこまめに掃除するなどしていつでも安定して使用できるようにしておきましょう。
先に整理整頓をしておくのが節電のコツ
掃除機は、その都度コンセントを差し込んで使用する方が多く、節電するのであれば一気に掃除機をかけられるかという点がポイントになってきます。掃除機をかけている途中に部屋が広がっていることに気付いて、待機電力を発生させないためにも、先に部屋自体の整理を行ってから掃除機を使うようにしましょう。
掃除機の前にほうきや雑巾で清掃を
掃除機は便利だと言っても、性能には限りがあります。掃除機では吸い込めないほどのゴミもあったり、掃除機が入り込めないような場所もあったりするからです。全て掃除機で片づけようと考えては、逆に時間がかかってしまいます。掃除機で吸えないようなゴミはあらかじめ拾っておいたり、掃除機で吸引が難しい場所は先にゴミを取り除いておいたりしてから掃除機をかけるようにしましょう。
まとめ
掃除機自体にかかる電気代は月ごとで見ると高くはありませんが、年間で見ると数千円にものぼります。掃除機にかかる電気代を少しでも節約したいのであれば、機能を使い分ける、さっとかけられるようにあらかじめ掃除をしておくなどして工夫してみましょう。