電気代の節約

やっぱり心配!新電力に変えて停電することは無いの?

新電力との契約では、停電が起きることがないか心配になる人もいるのでは?電力の自由化によるとされる、2000年のカリフォルニアでの電力危機は記憶に新しいところです。そこで、電力自由化での新電力への切り替えで停電のリスクはあるのか解説していきます。

契約する新電力のトラブルでの停電はない!?

新電力との契約では、発電所の故障など供給力の問題から、電力が供給されないといった事態が起こらないか心配を持つ人が見受けられます。大手の地域の電力会社と比較すると、新電力の設備は小規模なケースが多いです。電気代が安くなっても、停電が起こるのでは意味がないと新電力への切り替えに慎重な人もいるでしょう。

しかし、電力は電力会社ごとに電気を使う場所まで届けられているのではなく、地域の電力会社の送電網を使って送られています。地域の電力会社と契約している場合も、新電力A社や新電力B社との契約でも、同じ送電網を共同で利用して電力が流れているのです。

電力会社は、それぞれの契約者の使用する電力量と同量の送電を30分ごとにすることが義務付けられています。もし、急な発電所のトラブルなど、なんらかの事情で「30分同量送電」の義務を果たせなかったときは、他の電力会社が代わりに送電します。ペナルティを含んだ電気料金を電力会社間でやり取りする仕組みです。

どの電力会社と契約をしていても、さまざまな電力会社から供給される電力が混じって均一化されたものが送られてくるため、利用できる電力の質に会社による違いもないです。

消費者の立場からみると、たとえ、契約する新電力が電力を供給できていなくても、いつもと変わりなく電気を使うことができますし、電気料金の変動もありません。新電力A社の発電所が故障しても、A社との契約者だけが停電するといった事態には陥らないのです。

反対に、未曽有の災害が起こったときの停電も、契約する電力会社による差はなく、復旧のタイミングに違いはなく、特定の電力会社に限って供給されることはありません。

電力の自由化で電気を安定供給する仕組み

電力自由化で電力を安定的に供給する仕組みについてみていきましょう。

電力の小売事業への参入には、「広域的運営推進機関」への加入と、小売電気事業者の登録が必要です。前述のように、電力の需要と供給のバランスを調整するのは、広域的運営推進機関の役割です。

電力の自由化によって、新電力といわれるさまざまな企業が参入することで、電力の質を危惧する声も聞かれます。しかし、広域的運営推進機関の加入者には、電力の品質維持の要となる、周波数の調整が義務付けられています。

小売電気事業者は登録制ですが、経済産業大臣に申請後に審査があることが特徴です。登録の受理にあたっては、安定的に電力の供給が図れる体勢が取られ、法令違反などがこれまでにないことなどが求められます。運営に問題がある場合には、立ち入り検査や業務改善命令も出され、電力自由化にあたっては、新規の参入企業の質を維持する仕組みがとられているのです。

また、これまで通り地域の電力会社は送電網の管理を行い、新電力のトラブルの際には電力を供給して停電を防ぐ、バックアップ体制がとられています。その代わり、消費者の支払う電気料金の一部は託送料金として、地域の電力会社に支払われています。

家庭向けの電力自由化によって、停電など電力の安定供給に不安がでないように、十分な体制がとられているといえるでしょう。

カリフォルニア電力危機はなぜ起こった?

電力自由化による停電を心配している人の中には、カリフォルニア電力危機が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

電力自由化が日本よりも先行するアメリカでは、2000年にカリフォルニア電力危機といわれる、輪番停電が頻発する事態が発生しました。猛暑によって電力需要がひっ迫したことが、直接の原因です。大規模な停電に至る背景としては、好景気による電力需要の増大に反して、設備投資が追い付かず、余剰電力が少なかったこと、自由化によって電力の質が下がったことが要因として挙げられます。

日本では、地域の電力会社がバックアップや、電力会社の周波数の調整が義務付けられていることから、電力自由化によって停電が起こるリスクは小さいとみられています。しかし、電力自由化が進み、競争原理が今以上に働くことで、電力会社が設備投資を抑えて利益を確保する方向へ走ると、余剰電力が限られたものになる可能性もあります。

今の時点では、電力自由化によってカリフォルニアのような電力危機が起こる可能性は低いですが、今後の政府の規制や管理によっては、起こらないとはいいきれない面もあるのです。2020年に発送電分離が実施されると、地域電力会社の収益上の優位性が薄れますので、体力が問われてくるかもしれません。

まとめ

新電力に変えても、契約する電力会社によって停電が起こることはありません。電力会社によってさまざまなプランが打ち出されていますので、ライフスタイルに合ったお得な料金プランのある会社を選択しましょう。

 
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