クレジットカードだと現金を使わないので、つい無駄遣いをしてしまって支払いが怖いと、マイナスなイメージをお持ちではないですか。でも、正しく活用すれば、クレジットカードは節約の強い味方になります。そこで、クレジットカードを使った節約術をご紹介します。
目次
上手に使えばクレジットカードでも節約できる!
通常、買い物をするときは、現金かクレジットカードで支払いをすることが多いと思います。お店でのポイントカードは別として、クレジットカードの魅力と言えば、購入した分だけポイントとして一定率が還元されることですよね。クレジット会社によって還元率は異なりますが、現金で支払うよりもお得に購入できます。また、うまくクレジットカードを使えば、節約にもつながります。
クレジットカードのメリット・デメリット
ただ、クレジットカードの利用がメリットばかりかというとそうでもありません。メリットもあれば、デメリットもあります。
クレジットカードのメリット
1.ポイントが貯まる
まず、多くの人が恩恵として実感しやすいのが、ポイントの付与ではないでしょうか。クレジットカードでは、使うたびに、利用した金額に応じてポイントが貯まっていきます。貯まったポイントは、カード会社によって異なりますが、キャッシュバックや買い物での利用、商品との交換などが可能です。
2.現金を持ち歩く必要がない
クレジットを持ち歩いていれば、無駄に現金を持ち歩く必要がなくなります。また、日本と比べて海外では多くの現金を持ち歩くのが危険な地域もあり、防犯の面でも安心です。
3.盗難や紛失にも対応
現金の場合、落としてしまったら持ち主に戻ってくるということは、そう多くありません。しかし、クレジットであれば紛失や盗難にあっても利用停止が可能で、盗難補償がついている場合などは被害に遭った金額も戻ってきます。
クレジットカードのデメリット
1.使った金額が把握しにくい
現金払いの場合は、その場でお金が減るので、どのくらい手持ちにあるか把握しやすいですよね。一方で、クレジットカードの場合は、使った実感があまりないため、ついつい使い過ぎてしまうことがあります。また、ポイントが貯まるからと、ついつい無駄なものまで買ってしまうのがクレジットカードのデメリットです。
2.分割払いを選択すると利息が発生する
クレジットカードの一括払いの場合は問題ありませんが、商品を分割で支払うことがクレジットカードの利点でもある反面、分割払いにすると一緒に利息も発生します。
3.不正利用の被害に遭う可能性もある
ネット上でクレジット決済をする場合、セキュリティ対策がしっかりできていなかったり、ウイルスやスパイウェアに感染したりするとデータを抜き取られ、不正に利用される恐れがあります。セキュリティを強化したり、もしもの時のために盗難補償などをつけたりしておくと安心です。
クレジットカードにはメリットもありますが、デメリットも存在します。どちらも理解したうえで、利用したいものです。
クレジットカードを使うなら固定費での運営を
クレジットカードは使い方次第ではデメリットになりますが、うまく使えば、しっかり節約もできます。節約のために特に注目すべきなのが、固定費です。固定費は、毎月引き落とされるものなので、うっかりと買いすぎるということがありませんし、着実にその分のポイントが貯まっていきます。では、クレジットカード払いができる固定費には、どのようなものがあるか確認してみましょう。
電気代
電気使用量が多い場合は、口座引き落としよりも、クレジットカードを利用する方がお得です。また、電力自由化に伴い、ポイントサービスも活発になっているので、結果としてクレジット払いにした方が、ポイントが貯まりやすくなるケースもあります。
ガス代と水道代
支払いを行う会社や市町村にもよりますが、ガス代や水道代もクレジットカード払いにできる場合があります。普段よく使用するものだからこそ、少しでもお得に使えたら良いですよね。
携帯電話代
携帯電話代もクレジットカード払いが可能です。月1万〜数万円ほど支払いをしている場合は、それだけでも年間数千円のポイントになる可能性があります。
インターネット料
プロバイダやポケットWi−Fiを提供している会社に支払う利用料も、クレジットカードで支払うことができます。
税金
会社勤めの場合は、あまり利用する機会がないかもしれませんが、個人事業主の場合などは健康保険税や所得税などを自分で支払うことになります。こうした税金の中には口座引き落としや振込票ではなく、クレジットカード払いできるものもあるので、カード払いにしていた方がお得です。金額が大きい分、節約につなげることができます。
リボルビング方式での支払いにご注意を!
クレジットカードを利用する上で注意しておきたいのが、リボルビング方式での支払いです。
リボルビング方式とは、たとえば月10万円が一括で支払えない場合に、月々数万円で一定期間返済していくというものですが、期間が定められている訳ではなく、ほぼエンドレスになってしまいます。月2万円ずつ返済していっても、その分買い物してしまうと、また返済が上乗せされ、利息も増えて、返済がどんどん厳しくなってしまいます。
クレジットカードを使用するのであれば、運用できる範囲で利用するようにしましょう。そのためにも、買い物よりも固定費を中心とした運用がおすすめです。
まとめ
クレジットカードは使い方によっては、節約に持ってこいのアイテムです。どうしても使いすぎが心配だという方は、普段の買い物では使わずに、固定費の支払いのみクレジットカードに変更してみましょう。